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コロニア (2015)

COLONIA

監督
フロリアン・ガレンベルガー
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3.53 / 評価:569件

「尊厳のコロニー」の全貌を暴く

  • 一人旅 さん
  • 2020年7月26日 13時07分
  • 閲覧数 973
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

フロリアン・ガレンベルガー監督作。

軍事政権下のチリを舞台に、囚われの身となった恋人を救出すべく奮闘するドイツ人女性を描いたサスペンス。

1973年に発生した軍事クーデターにより発足した南米チリのピノチェト軍事独裁政権下において、チリ秘密警察の拷問施設として使われていた、ナチス残党のパウル・シェーファーを指導者とするカルト教団施設「コロニア・ディグニダ(尊厳のコロニー)」の実態を暴いた社会派サスペンスの力作で、英国人のエマ・ワトソンが施設に潜入するドイツ人のヒロインを力演しています。

クーデターにより軍部が政権を掌握した直後の南米チリを舞台に、ドイツ人キャビンアテンダントのヒロイン:レナが、チリの秘密警察に逮捕され「コロニア・ディグニダ」に収容されたジャーナリストの恋人:ダニエルを救い出すべく、たった一人で施設に潜入し、囚われの身となっている恋人と共に施設から脱出すべく孤軍奮闘してゆく様子を描いたサスペンスとなっています。

軍事政権・秘密警察と結託し、政治犯を拷問するための収容所として利用されていたコロニア・ディグニダにおけるカルト的&非人道的所業の有り様を、施設に単独潜入したヒロインの視点により暴き出していく社会派サスペンスで、“教皇”として入所者から崇拝される絶対的権力者:パウル・シェーファーが支配する脱出不可能とされる施設から生還すべく、慎重に時に大胆に行動してゆくヒロインの勇姿をスリリングに活写しています。チリに実在したカルト教団施設で行われていた非人道的な拷問行為と人体実験、入所者の奇妙な集団生活と宗教儀式の全貌を、施設に単独潜入したヒロインの132日間に及ぶ危難の脱出劇と共に描いたサスペンスで、エルビオ・ソトーの『サンチャゴに雨が降る』(75)やコスタ=ガヴラスの『ミッシング』(82)と併せて観ればチリ・クーデターについてより詳しく知ることができます。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
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