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上映中

3月のライオン 前編 (2017)

MARCH COMES IN LIKE A LION

監督
大友啓史
  • みたいムービー 637
  • みたログ 1,456

4.14 / 評価:1,286件

見事としか言いようがない実写化作品!

  • tkawamu さん
  • 2017年3月18日 18時29分
  • 閲覧数 6690
  • 役立ち度 38
    • 総合評価
    • ★★★★★

幼くして家族を交通事故で失い、生きていくために将棋に人生の全てを捧げるしかなかった少年を描いた人気コミックの実写化作品です。

原作の内容が元々非常に素晴らしいのですが、完璧に実写化していると思いました。
自分が将棋に勝つことで対戦相手を次々に不幸にしてしまうのが自分でもよく分かっていても、「でも自分には将棋しかねぇんだよ!」という神木隆之介の悲痛な慟哭の叫びが胸をえぐるかのように感じられました。今作品中屈指の名シーンでした。
他にも、主人公の義理の姉を演じる有村架純の激情的な演技が印象的でしたが、出演者全員の配役がとにかく見事で、誰かが突出して素晴らしいということではなく、誰もが非常に個性的で、皆素晴らしかったと思います。

後半の対局シーンは、将棋という形をした格闘技の試合を見ているかのようで、息詰まるような対局シーンの神経戦は、まさに手に汗を握るとしか形容できないものであり、実際に手のひらに汗をかくことはなかったものの、劇場の座席の横のドリンクホルダーを長時間きつく握りしめていたせいで、映画を観終わった後、左手の皮が一部、ベロベロにむけてしまったほどでした。^^;
これほどの映像体験は、ここ十数年間記憶にないので、それだけ凄い作品だったんだなぁと思います。
原作で当初予定されていた最終回までのストーリーが描かれるという、4/22公開の後編を観るのが待ちきれません。
もしかしたら、この3連休中にもう一度観に行ってしまうかもしれませんw

なお、金曜日の日経新聞の夕刊の映画寸評記事で、「言葉による説明が多すぎる」と書かれていて、5点満点の2点が付いていましたが、全く見当はずれの文章だとしか言いようがありません。
物語の前半では、むしろ、主人公の境遇に対する説明が少なめになっているようにすら感じられるぐらいで(ストーリーが進行するにつれて、徐々に明らかになっていきます)、対局シーンでは、登場人物の内面の感情をナレーションで語っているシーンが確かに多いかもしれませんが、だからと言って、対局者がず〜〜っと黙り込んで将棋シーンだけを延々と映されても、将棋に詳しくなければ何が起きているのやらさっぱり分からないわけですし、対局中にナレーションではなく実際のセリフで話していたりしたら、非常におかしな話です。
実際には、原作を忠実に映画化するにあたって、「言葉による説明」は、多くもなく、少なすぎもせず、いたって適当な量だったと思います。
もしかしたら、日経新聞は、予告編だけを見て適当に寸評を書いているんじゃないの?とも思えました。(事実、以前、予告編にしか出てこない、映画本編とは全く内容が異なる翻訳字幕を文中で引用した、非常におかしな内容の映画レビュー記事が載っていたことがあります)

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