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3月のライオン 後編 (2017)

MARCH COMES IN LIKE A LION

監督
大友啓史
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  • みたログ 3,870

3.88 / 評価:3118件

前編後編の予告編の感想、他

  • yuw***** さん
  • 2018年12月21日 11時14分
  • 閲覧数 1111
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

(違反かなぁ、違反だろうな、御目汚し失礼します)

くだけた言い方で書く。

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今しがた、原作者の羽海野チカに対して、とうとう堪忍袋の緒が切れて頭に来た。なんだろう、あの被害者ヅラ。
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「三月のライオン」はアニメで見た。あんまり見る気がしなかったけど、知人が気に入ってて一緒に見てあげる感覚で見てたらハマった。
漫画も全巻揃えて一緒に楽しんだ。そのうち私のほうがハマってしまった気がする。新刊は無視するつもりだったのに、新刊が出たら買うようになっていた。

で、実写映画の予告を見た時の感想。「違う」。これが決定的だった。実写は無視した。後編もやってるなんて知らなかったくらいに。

強烈に「違う」と感じてしまった理由を考えた。「可愛くない」。私はそう思ってしまってる。
人物はもちろん、家屋も「違う」。「三月のライオン」は、建物も何もかも羽海野チカワールドに飲み込まれて可愛らしくなっているのだ。川本家の日本家屋の風景に、強烈な違和感を感じてしまった。
あと、ひなちゃんとモモちゃんは、しゃべる時に周りにバアッと花がちりばめられなくてはならない(←?)。花を表出できないうちはひなちゃんとモモちゃんには誰もなれないのだ。というくらいに私は羽海野チカワールドに毒されているらしい。

最初、羽海野チカの可愛らしい絵柄と「桐山零」というキャラクターが合わない気がした。そしたら本人もどこかに書いていた。たしか「周りにもどうして?と言われたけど、こういう少年を描いてみたかった」とかなんとか書いてたと思う。
「なるほど、挑戦なのかな」と納得した。けれど、次第に「勇気づけのほうかな」と思った。「こういう少年」への応援みたいな気持ちがあるのではないかなと。

実写化に当たって言いたいのだけど、私は読み進めるうちに「桐山という少年は実在しない」と感じた。人間として成立できないキャラクターになってしまってると思う。心に闇を抱えた少年は、こんなに寛大になれないし、こんなに優しさを貫けないと思うからだ。「優しくしてくれた人に対して、初めて気を許して牙を剥く」。それが心に闇を抱えた人間の実情だと思うからだ。だから川本家とこんなにハッピーで通せるわけがないのだ。

けれど、私はそこはリアルにしなくてもいいかと納得してる。そこは羽海野チカの温かさなのだろうと勝手に納得した。そこをリアルにしても、読んでてつらいものになってしまうだけだ。「応援」が目的なら、実情とは違ってても、読んでてハッピーになれるほうがいいのではないかと。

昨今の映画などを見てると「こんなのリアルじゃない~」という批判を恐れてなのか、妙にリアルに作りこんでるような作品を見かける。それに違和感を覚える。「リアルが目的か?創作物ってそういうものなのか?」と異を唱えたくなる。目的が見えない。「批判されない作品を目指しました」という声しか映画から聞こえない時もある。


この漫画の実写化は特に難しいと思う。この漫画のキャラクター、巻を重ねるごとに「羽海野チカの分身化」してると思うからだ。漫画の世界観をそのまま実写化するなら、出演者全員、まず羽海野チカと暮らすべきだ(?!)。そしてあの世界観を体得しなくては無理だと思う(笑)。・・・いや、けっこう本気でそう思う。

そうでなければ、「三月のライオン」というタイトルにすべきじゃない。全然別の作品として公開して、「あれ?三月のライオンに似てるんじゃない?」「うん、実はそうなの。僕はあれのファンで設定などを貸してもらったの。作者に了解はとってます」みたいなカタチにしたほうが、自由に作れてよかったんじゃないかと思う。

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私の個人的な本題に戻る。私は「三月のライオン」は好きだ。おもしろい。キャラに味があって。将棋の強いじぃさまばぁさまの村の話など全部が全部おもしろかった。作品に温もりがある。「いじめ」と「捨て男」の解決法などとても良かった。「必要以上に踏み込まない」というところとか。「自分達の目的以上の領域に踏み込まない」ところなど「よくできてる」と感心したり。

が、しかし。あとがきなどを読んで、作者本人に「何やってんだ?」と違和感を覚えた。なんで震えるんだ?そりゃ、クリエイティブな仕事の人なら、みんな世間の反応に震えたりするだろうと思う。けど、・・・なぜ、それをわざわざ「書く」んだ?!

どういう神経なのかわからない。本当に真実「怖い」と思っている人なら、「怖い」ってわざわざ言わないはずだと思う。それをあえて書くって・・・「批判はしないでね」とかいう予防線か?そうなのか?・・・と勘繰られても仕方ないと思うんだけど。

彼女にとって世間はいまだにそんなに冷たいものなのか?
14巻発売に至ってまだ震えるなんて、震えて見せてるなんて・・・と頭に来たという次第でした。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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