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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に
2016年11月5日公開

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に

EVERYBODY WANTS SOME!!

PG121172016年11月5日公開

ryo********

5.0

ネタバレ無駄な輝き大好きだ!

10代の頃に憧れたアメリカがあった。いや、アメリカしかなかった。 「ビフォア」シリーズ(ていう言い方好まないけど便宜上)で男女焼けぼっくい18年の軌跡を描き、「6才のボクが大人になるまで」ではまさにタイトルそのままにリアルタイムな年月かけて、そのロングタームな製作スタイルが一つの特徴であるリンクレイター監督の最新作は、大学生活スタート直前たった3日間の物語だった! いや、物語らしき物語はない。さらに演出してるのかこれ?と思えるほど役者はそこにいるそのままの人としてのみ存在する。これは特に「ビフォア」3部作(なんかこれも違うんだけど便宜上)でも見られた演出スタイル。作家性ある監督が乏しくなった現代において独特の味や雰囲気ある監督、作品との出会いはもう優勝だ。知ってる俳優1人もいなくてもだ! 肩とか肘を角度つけて入れるカッコイイ挨拶。ヘビメタだのカントリーだの連夜のバカ騒ぎ。プロ目指すレベルな野球部員たちは、口先君、信仰厚い君、自意識高い系、負けず嫌い君、トロい君、揃いも揃って女と酒と賭けごとと音楽にしか興味なく、宿舎のルールなんて破るためにある! でもみんな大好きになる。陰湿さとかなくてあっけらかんとしてるし、ハミ子にしたりしないし、誰も離脱しないし野球上手いし!バカなだけだし無駄に輝いてるしもう大好き! 以下、ややネタバレ地方。 この直後には、猛烈な練習やら熾烈なレギュラー争いやら、挫折とか絶望とか仲間割れとか傷つけ合いとかが待っている。ああそうさ分かってる。だから今夜は叫ぶんだ「大学生活最の高じゃんっ」と!虚勢張るんだ今夜までは! 「後悔するのは、やっちまったことより、やらなかったことのほうだぜ」 パット・ベネターやチープ・トリック、そしてエンドロールの役者総出演を見逃さないで!

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