コロナ渦中のカップルに見て欲しい
- ney***** さん
- 2020年4月25日 12時49分
- 閲覧数 3310
- 役立ち度 3
- 総合評価
大好きなエド・シーランの曲が挿入歌として使用されていることから気になってはいたのですが、涙必須の作品だったので避けていました…。
でも、今は見て本当に良かったと思っています!
予想通り涙は止まりませんでしたが、大号泣してストレス発散になりました。笑
それにストーリーにすごく共感できたし、登場人物の可愛さ、かっこよさで目を保養、ラブロマンスならではのキュンキュンするシーンで心を満たすことができたので、会いたい人にも会えないこんな状況だからこそ見て欲しい映画だと思います。笑
印象的だったのは、障害者として生きるウィルの辛さが描かれているところでした。どこかよそよそしい友人や家族、周りの視線、思い出のフランスへ行こうと言った時の言葉から、自分が当たり前にできていたことが全てできなくなってしまった絶望感。
何より涙が止まらなかったのはハネムーン最後の夜に「綺麗な君をどんだけ抱きたいことか…」愛しているからこその言葉でとても辛かったです…。。
だからこそ結末はあれでよかったと私は思っています。
障害を持っていても希望をもって生きている人もいる。それは人それぞれ。
だから死を選ぶことも一つの選択だと思いました。
映画では、ウィルの周りが葛藤をしながらも、最後は彼の選択を理解して受け入れ、迎えられたことが良かったと思います。悲しみは消えないけれど、受け入れて迎える死はきっと違うんだと思います。
悲しいラストではあるけれどよかったと思えるのはその辺りだと思いました。
また、映画でも言っていましたが、ルーはウィルの決断を変えることはできなかったけれど、やってきたことが失敗だった訳ではないと思います。ウィルは明らかに変わっていました。絶望からの死ではなくなっていたと思います。
ルーと出会ったことで、最高の時を過ごし、愛する人達に見守られながら死を迎えられた。ルーがいなければそうはならなかったのだから。
出会わなければ別れはなかった。悲しい思いもしなくて済んだかもしれない。
でも出会わなければ得られないことも沢山あった。ここは切なさの極み!!
それでも、遺産を託し、ルーに未来をつくった。
ある意味自分の人生を託すことができたから良かったんじゃないかなぁ。
今、こういう情勢なのでコロナで会いたい人と会うことを自粛せざるおえない自分と重ねてしまいました。本当は会いたいだけど、相手の健康や人生を考えれば今は会うべきではない。もし行きたいと言われても「来るな」という。本心とは違うけれど。
会いたいという気持ちも来るなという気持ちもどちらも愛情からきている。
ウィルはルーを愛しているからこそ犠牲になって欲しくないと言った。
心の整理をつけるのはそう容易ではないと思いました。
詳細評価
イメージワード
- 泣ける
- ロマンチック
- 切ない
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