世界一キライなあなたに (2016)

率直な感想は結末が残念すぎて悔しかった。

まず最初に事故にあった瞬間、
悲しい泣く映画かなって思ったら、

明るく楽しい「ルー」と少しずつ心を開く「ウィル」の会話が始まり、
なんか見ていて心温かくなるし、笑えるし、
素敵な映画発見！とワクワク。

けど、最後は想像とは違う結末に…

なんで？なんで？と思考停止したまま最後まで見た。

映画が終わった後、ゆっくり考えたら、
私は女性としてルー側の立場で考えていた。
自分がウィル側だとしたら…
安楽死もありえない選択肢ではないのかもしれない。

恵まれている環境でお金があって、両親からも愛され、
素敵な恋人ができたとしても、
身体が動かないということは、
毎日想像できないくらい苦痛なことがあるかもしれない。

映画では枕の位置を少しずらすことをお願いしたり、
綺麗なシーンばかりだったから、最後がさらに衝撃的に感じたと思う。

もう少し日々の細かい苦痛のシーンや人には見られたくないシーンなど
現実的な介護を見たらもう少し受け入れやすかったと思う。

けど、この映画は明るくちょっとドジなルーの人柄があって、
楽しく笑えたりするところがすごく素敵で、重々しいシーンは似合わない。

そうなると、これでいいのかな？

すごく悔しいし理解できないけど。
心に残る素敵な映画でした。