一口寸評
- nn1***** さん
- 2016年8月31日 13時12分
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- 総合評価
9/17公開。
2014年、東京国際映画祭でグルジア映画『コーンアイランド』として鑑賞。
今回予告編を見て、セリフの少ないシンプルで力強い映像ともども、作品の記憶がまざまざと蘇った。
ジョージアと、そこからの独立を主張するアブハジアはエングリ川を挟んで1992年以降紛争状態にあった。
時折り銃声が響くなか、川の肥沃な中州に孫娘とともにやってきたアブハジア人の老人は、今年もとうもろこしの種をまく。
作物が育つ一年間に、傷ついたジョージア兵が畑から現れ、洪水が襲いかかる。
大自然と人間の営みを、詩情溢れた寓話的タッチで描いた崇高なる傑作。
同時上映のグルジア映画『みかんの丘』も是非観たい。
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- 不思議
- パニック
- 切ない
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