アマチュアレベル
- joz***** さん
- 2020年11月22日 19時54分
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- 総合評価
同じアブハジア紛争を描いた【みかんの丘】が素晴らしい映画だったので、期待して観ました。
完成度としては足元にも及びません。
監督の意気込みと技量のお粗末さがかみ合っていません。
良く言えば「印象に残る映画」。
正直言えば、鑑賞に耐えられないアマチュア学生と同じレベル。
・・・・・・・
戦争の空しさがテーマだろう?
なのに、老人が偶然出来た中洲にトウモロコシ畑を作ろうとする、「無謀な」試みの記録でしかない。
結末は最初から見えている。
戦争の空しさと老人の無謀な試みとの関連性が全くなし。
映画として破綻している箇所多数。↓
少女が大人の女性になる微妙な時期を描いているが、負傷した敵兵(ジョージア人)との唐突な恋愛感情。
老人が中洲で見つけた「金属製の何か」を何度も描くけど、その正体がサッパリ説明不足。
負傷兵の突然の失踪。
パトロールボートに乗っていた一人がその後の負傷兵なんだけど、気付く人は希だろう。
まるで少女を舐めるような撮影は、監督はロリコン趣味で間違いなし。
あの人形と少女の実年齢とのギャップありすぎ。
船を漕ぐ技術があり得ないほど下手くそ。
最後に、男が見る影もないほど小さくなった中洲にボートでやって来るんだけど、彼はアブハジア軍の指揮官だったとは殆んどの人が気付かないでしょう。
あれは、姿を消した負傷兵にした方がベターでしょう。
このように破綻している箇所がてんこ盛りなので、辛口な評価としては「映画の体を成していない」でしょう。
しかし、不思議なことに、間違いなく「印象に残る映画」なのです。
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