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彼らが本気で編むときは、 (2017)

監督
荻上直子
  • みたいムービー 606
  • みたログ 3,983

4.08 / 評価:3362件

MTF差別撤廃映画なのに、女性差別をしている

  • odn***** さん
  • 2018年11月5日 14時20分
  • 閲覧数 4219
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

申し訳ないですが、女性を悪く描きすぎだと思います。

・りんこさんが男性病室へ行くと決まった時、「女性病室へ入れてくれ!」と言うマキオ。
 確かにMTFの方は中身は女性なので、女性として扱ってあげるのは良いかもしれません…。しかし、事情を何も知らない女性患者達からして見たら、驚きでしかないと思います。病院としての対応は、正しかったのでは。
 あのシーンは賛否両論だと思います。
 しかし、看護士の女性が悪く描かれていたのは何故でしょうか?病院として正しい判断をした、という訳ではく、「MTFの方を見下した」上での判断を下したように見えました。
 なぜあそこで女性を悪く描く必要があるのでしょうか?

・ともの母親が自堕落な性格になったのは、女親(祖母)のせいであるかのような描写。
 普通に父親(祖父)が浮気で出て行ったせいで自堕落になった、でも良いのではないでしょうか?
 母親(祖母)が厳しかったせいだというのが誇張されていて不快でした。
 子供が悪く育ったのは女親のせいだ、というのは立派な『女性差別』です。子供は父と母、両方の影響を受けて育つ物です。

・ともの男友達の母親がりんこさんを「おかしな人」「ともとはもう遊ぶな」と言う。
 どうしてここまで女性を汚く描くんでしょうか。

・男女の恋愛物ではいつも料理をするのは女で、料理を待ってるのは男。
 しかし、男性×MTFの方(マキオとりんこさん)がカップルになった途端二人で家事するのは何故でしょうか?
 女体を持つ女性は、当たり前のように料理を持つ男性に料理を作らなければいけないのに…。
 (まありんこさんの両親も二人で料理をしていましたが…ただ作家さんがジェンダーレスな作風を心がけているだけかもしれませんね)

・男性がMTFをあまり差別せず、女性がMTFを積極的に差別する世界観。
 申し訳ないですが、現実ではMTFや同性愛者を差別しているのは男性が多いです。
 昨今の淫夢ネタやホモネタで盛り上がってるのは男性だらけです。
 それなのに女性が中心に悪く描かれているのは納得出来ない。

 MTFを題材にした、素晴らしい作品だと思います。しかし、作者があまりにも女性差別をしている。MTF差別をなくそうとする作品なのに、女性を差別しているんです。
 女は陰湿だとか、女は薄情だとか、子供が悪く育ったのは女親の責任だとか…。
 性差別撤廃がテーマの作品なのに、性差別をしているとはどういう事ですか?
 素晴らしい試みですが、日本に根深い『女性差別』を先になくさないと『LGBT差別』はなくならないと思います。
 本作品を見て「女陰湿こえ~」とか「これだから女は」と思った男性もいると思います。しかし、そうやって女性を馬鹿してる時点でMTF差別者と同類です。

詳細評価

物語
配役
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