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彼らが本気で編むときは、 (2017)

監督
荻上直子
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4.08 / 評価:3329件

古臭い

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2020年9月24日 16時23分
  • 閲覧数 1902
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

言いたいことはよくわかりますが、個人的には嫌いな映画です。

 まず生田斗真さん、申し訳ないけどどう見ても生まれてからずっと女になりたいと思い続けてあらゆる努力をしてきた人には見えない。
 背が高い、手が大きいなどは本人の意思ではどうにもならないことですが、女性の服を着ていても明らかに筋肉質体型なのは見ていて否応なしにわかります(斗真さん「脳男」で徹底的な筋トレやってムキムキの体を作ったあとです)。女になりたいと思い続けてる人はこんなゴツゴツした筋肉がつくのは嫌がるはずでしょう。
 私は最後まで斗真さんの外見から違和感が消えませんでした。

 もうひとつは、性的少数者に対する偏見の描き方が、定型で、古臭くて、「いまどきこんな人いる?」と思ってしまったこと。
 マツコさんとか、IKKOさんとか、はるな愛さんとか、今ではこういうタイプの人は非常にポピュラーになっています。このタイプの人を見て「あの人は異常よ、関わっちゃ駄目」なんて(内心思ってる人はまだまだ多いだろうけど、少なくとも)大声で言う人が、そんなにいるとは思えない。

 現在の性的少数者問題は、黒板に「○○はホモ」と書くいじめとか、面と向かって「異常者」とののしるとか、そんな露骨で派手な形はとらなくなってきているかわりに、もっとデリケートで根深いものになってると思います。
 男性が女装して町を歩くのを見てもさほど抵抗を感じない人でも、その人が女子トイレや女子更衣室に入るのは許せないと感じる、とか。
 さまざまな職業で女性の比率を増やすよう政治的にも圧力がかかっていますが、ではトランスジェンダーの人を「女性」にカウントすることでこの基準をクリアしようとしたら「待った」がかかる、とか。

 そういう根深い偏見と日々戦っている人がこの映画を見たら、なんだか20年前の日本の光景を見ているような感覚を抱くと思います。
 古臭くて、型にはまった偏見のあり方しか捉えていない。

 デリケートな問題なので受け止め方は人それぞれでしょう。あくまで私はそう感じて好きになれなかった、というまでの話です。

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