レビュー一覧に戻る
デビルバスターズ

デビルバスターズ

GHOSTHUNTERS

91

mar*****

1.0

頭の悪いB級製作会社による超ダメ作品

科学者のヘンリー(スティーブン・マンリー)は、妻マーサ(フィリス・スピールマン)と娘ギャビー(アンナ・ハー)を謎の殺人鬼・ナイトストーカーに殺害される。 ヘンリーは亡き妻子の魂に接触する為、科学研究チームのニール(デビッド・オドネル)、ジェシカ(リズ・フェニング)、記者のエイミー(フランチェスカ・サントロ)、霊能者のデボン(クリスタル・ウェブ)と共に、殺人現場でナイトストーカーのアジトであった建物に向かうが…。 B級映画製作会社アサイラムが手掛ける、ハウスものシチュエーション・ホラーですね。 邦題は『デビルバスターズ』であり、原題が『GHOSTHUNTERS』となっているので、超メジャー作品『ゴーストバスターズ』を意識して謳い文句が「アクション・ホラー」となっていますが、これといったアクション・シーンは無く、家を舞台にしたワンシチュエーション・ホラーに仕上がっています。 邦題から連想する悪魔憑き・悪魔ものではなく、原題どおり霊的存在が出て来ます。 また、ジャケットから、ハチャメチャな幽霊退治チームが巻き起こすドタバタ・ホラー・コメディの雰囲気もありますが、出演者の演技・セリフ回しや作風は、ホラー映画として真面目に取り組んだ作品といった様相です。 ただ、低予算作品なので、メガネ店の度数調整用テストフレームのようなもので霊が見えたり、『ゴーストバスターズ』のプロトンパックにヒントを得た掃除機的なものでエクトプラズムを捕らえたりと、「科学で解決」と言いながら使用する装置はガラクタばかりです。 エクトプラズムと言っても、映画『エクトプラズム 怨霊の棲む家』(2009)のような幽体映像はありません。 プロトンパック風掃除機で吸い込んだ霊気を、これまたガラクタの機械で抽出すると、小学校の理科の実験で使うような試験管に、赤い液体が少し溜まります。 これを、ギャグ的ではなく真剣に、エクトプラズムだと言っています。 ポルターガイスト現象もあるのですが、撮影スタッフがキッチンの扉を手でバタバタさせたり、ナイフやフォークを投げ付けているのが丸分かりの演出です。 この辺もコメディ・タッチで描いてくれれば救いもあるのですが、製作者が本気でやった挙句、チープ過ぎて滑稽に映るといったお粗末な出来栄えです。 今作はある一晩の出来事が描かれていて、夜の設定なのですが、ライトを照らし過ぎで屋外は妙に明るいですし、家屋内で電気が点いていない設定の場面も、異様に明るいです。 基本的に、ライトアップのし過ぎで、怖さは無くなっています。 驚かせる演出は、「一回スカして次に出る」といった基本は押さえてあるのですが、出て来るものが、血糊を塗っただけの人や黒ベタ塗りの人影CGでは、全く恐怖を得られません。 ストーリーは無いに等しく、終盤の展開も早々に読めます。 一番頂けないのは、犯人が旧日本軍の731部隊に影響を受けたという点で、無知でバカ丸出しの発想には呆れてしまいました。 何から何までダメな、クソ映画です。

閲覧数479