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素敵なウソの恋まじない (2015)

ROALD DAHL'S ESIO TROT

監督
ダーブラ・ウォルシュ
  • みたいムービー 31
  • みたログ 229

3.43 / 評価:147件

一歩間違えるとサイコパス映画

  • sun***** さん
  • 2020年9月17日 21時30分
  • 閲覧数 386
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

私の心が薄汚れているせいでしょうか。
この映画を観てほっこりしたり優しい気持ちになれないのは。

私にはただただ恐ろしい映画でした。
同じアパートの上の階に住む住人が自分の留守中に
愛するペットを全くの別モノにすり替えられてしまう話の
一体どこがロマンチックでほっこりするというのか、、

わかってます、この映画のテーマはそこじゃないって。
途中まではほのぼの観てましたよ。
でもカメをこっそりすり替えたシーンを境に見え方が一転。
名優ダスティンホフマン扮するホッピーさんの行動の
一つ一つがもう猟奇犯のそれにしか見えなくなってしまいました。

大量のカメに全財産をはたき、
カメを移動させるための道具を真夜中に工作し、
そもそも常に下の階の住人の様子を盗み聞きしてる。。

こういう「自分がこうだと思ったら一直線」みたいな内気な人って一歩間違えると本当に怖い。思い込みの激しさゆえに「カメが大きくなったら彼女は喜ぶに決まってる!」と決めつけてそれしか考えない。アルフィーという名前のついた他に代わりの利かないカメを彼女から引き離していることに、なんの罪悪感もない。

この性質って現実社会のストーカーと共通してませんかね。

「あいつは俺がいなきゃダメなんだ、、、」とかワケのわからない絶対的な思想でストーカー化する元カレ、みたいな。

陽気な音楽とお花いっぱいの素敵なベランダのお陰で
明るいストーリーのように見えてますけど、
挿入曲を緊迫感のあるシリアスな音楽にして想像してみて下さい。

下の住人が帰って来る前に急いでカメをすり替えるシーン、
隣人の男の余計な一言から夕食に二人を招くことになって
証拠(カメ)をキッチンに隠して不自然に振る舞うシーン、

もうどのシーンもしっかりホラー映画にしか見えないです。

この映画が本当にホラーにならずに済んだのは、
サイコパスに狙われた下の住人もまた強烈なサイコパスだったからでしょう。

終盤、彼女も実は同じ日にエレベーターで一目惚れしていたことを告白されるわけですが、その伏線回収っぷりといったらサスペンス映画顔負けです。

なるほどこの映画はロマンス映画だったのですね。
二人のサイコパスが織りなすロマンチック・ラブストーリー、
ほっこり優しい気持ちになりたい時におすすめします。笑

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
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