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ストーンウォール (2015)

STONEWALL

監督
ローランド・エメリッヒ
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3.64 / 評価:114件

自分自身の内面への反撃

  • 文字読み さん
  • 2016年12月29日 21時50分
  • 閲覧数 1045
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

2015年。ローランド・エメリッヒ監督。1969年、ニューヨークで実際にあった性的マイノリティの反乱を、同性愛であることがばれて田舎から家出してきた学生を中心に描く。政治的な背景が書き込まれているもの、主人公の心の葛藤をエネルギーとしている物語。

ディザスター映画の巨匠とされるからというわけではないだろうが、とにかく主人公の受動性が際立っている。体格は立派でも小心者で臆病な心の持ち主である主人公は、同性愛者であることによる社会的迫害に受動的に耐えているばかりではない。彼が苦悶の表情を浮かべて受動的に耐えているのは、見知らぬ男に身をゆだねなければ生活できないという屈辱であり、自身に内面化された社会的合意によって、そこにあるべき性的快楽を快楽として受け止められないという絶望である(主役を演じる俳優の「臆病な苦悶」の表情がすごい)。つまり、彼は自分自身に耐えているのだ。

だから、警察に対して石を投げるのは自分自身の内面に抵抗するためである。それまで監督が描いてきた宇宙人や自然災害という人類への巨大な災いに匹敵するのは、マイノリティであることを恥じる自分自身の内面だった。

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