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ダンケルク (2017)

DUNKIRK

監督
クリストファー・ノーラン
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  • みたログ 1.1万

3.94 / 評価:9,786件

戦争映画嫌いの感想

  • hypermuubi さん
  • 2019年9月20日 22時48分
  • 閲覧数 189
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画はまさに「追体験」て言葉しっくり来るのではないでしょうか。

撤退を描いた作品。戦争の話を聞く時、歴史を知る時、あの激しい「戦い」の後どちらかが負け、どちらかが勝ったと聞く。いわばこの「撤退」と言うのは「物語」としてはとても小さな一瞬で過ぎ去る、聞き流してしまう瞬間である。そんな瞬間にも幾多のドラマが有りもっと細分化されたところで一瞬一瞬が生死を分ける瞬間だらけだとわかる。「○○との戦争に負け○○軍は撤退した」見知らぬ人からすれば「安堵」ともとれる一文にも「戦争」がある。

逃げるだけの映画。
この映画詳しい背景や人物について一切語らずただひたすら逃げる事に徹底された映画だった。緊張と緩和を繰り返し、戦争映画嫌いの私は釘付けにされた。この感覚はゲームに近い。「誰かを倒す」為に何かをし、一つ一つ襲いかかる試練をクリアしていく。寝るのも惜しんで前に進もうとする感覚。その感覚を「逃げる」事で表現したこの映画はとても素晴らしい。

これは恐らく一昔前、白黒時代にこの映画を作ってもあまり評価されなかったと思う。今デジタル世代の、CGだらけのどんでん返しだらけのヒーローだらけのこの時代だからこそ、この「ひたすら逃げる」という事が超古くて超新しいんだと思う。どんな史実映画よりもリアルさや残酷さが伝わった。

そして恐らくこの「追体験」は製作者側の意図だと、勝手に思っているが、それを作ろうって考えれるのがすごい。出来事を伝えるのではなく、出来事を疑似体験させる。て頭ぶっ飛んでるなあ。この映画の初めの成り立ちを見てみたい。脚本は?それを映像にして本当に意味あるのか?とか私が見て感じるココの未来まで見えてないと作り出されんやろ。どーなってんねや


小舟で友達を殺された少年の描き方も本当によかった。
いろんな感情と戦い最後に不時着した空軍も本当によかった。
死ぬ奴は死ぬ、生きる奴は生きる、許しや諦め、準ずる奴疑問を持つ奴
この感情を「戦争」以外で持ちたい。

ただ一つ言うならば、「ただ逃げる映画」と聞いてたからよかったものの、聞いてなかったらいつもの退屈な意味不明な物語のない映画に映ってたんだと想う。「物語性」をつい見てしまうからね。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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