2017年1月27日公開

未来を花束にして

SUFFRAGETTE

1062017年1月27日公開
未来を花束にして
3.7

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22%
39%
28%
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5%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(66件)


  • oce********

    2.0

    分かりや過ぎてね

    女性の参戦権を求めて戦った日々のドラマ。 1900年代初頭なので、当然周りは白い目であり、女性の意見など聞く耳持たれない。 ワッツは婦人連合に賛同して、強硬的に意見を言う機会を狙う。 この手のものって画一的にある危険がある。 つまり分かり易いように、意見を言う者が正しく、反対する者が悪という風に。 人間ってそんな単純じゃないのに、そういうカテゴリに押し付けるからお行儀良い映画にしか見えない。 もちろん英雄的な行為は称賛されるものだろうけど。 その最後に鍵になる人物だが、もう少しキャラとして描き込みが足りない気がする。 それにしてもメリル・ストリープをあれだけのために担ぎ出したのは少し勿体ないのでは。

  • shoko

    4.0

    勉強になりました。

    ネットフリックスで鑑賞。 20世紀初頭に女性の参政権を得るために戦った英国の女性たちの話です。 私が住む南オーストラリアの女性は1895年には議会に立候補する権利が与えられたそうなのに、英国では1903年になっても参政権がなかったとは知りませんでした。 やはり古い歴史と伝統がある国が物事を変えるには時間がかかるのか。 (ちなみに日本では戦後の1946年まで待たなくてはならなかったそうです。) この頃活動した女性たちがサフラジェットと呼ばれていたことを恥ずかしながら知りませんでしたが、そのリーダーとして活躍した実在の人物をメリル・ストリープさんが演じています。 適役だけどこの映画の真の主役はキャリーマリガンさんの方でした。 夫と子どもをもち、7歳の時から洗濯工場で働いていた、普通の女性がこの運動に関わっていく様子を描いていて、彼女の役は創作だけど、この時代には彼女のような苦しみを経験した人がたくさんいたのでしょう。 調べて気がついたけど、メリーポピンズのバンクス夫人がvotes for womenというタスキをかけて、歌っていたのはこのことだったんですね。 実在のエミリー・ディヴィソンさんの衝撃的な行動のことも初めて知ったけど、こういう多大な犠牲になりたっているのが現代の女性の権利なのだとしみじみ思いました。 綺麗事だけではなく、器物破損や暴力行為などアナキストとしての活動もしっかり描くことにより、見る人に考える機会を与えてくれて、この戦いの深刻さをかえりみると、邦題がとても薄っぺらく感じます。 私は昨今の映画におけるポリコレムーブメントには行き過ぎな時があり、手放しで喜べないと思うことがよくあるけれど、本作は演技も脚本もしっかりしていて、いろいろ学ぶことができて、よかったです。 優秀な映画に四つ星進呈です。

  • yam********

    4.0

    現代のものさしで見れない作品

    どんな理由があっても、暴力行為はいけないという感想を見ました。正しいと思います。少なくとも、今の時代に彼女達と同じことをしてはいけないと思う。でも、この時代の、まだまだメディアも発達していなくて参政権もない女性達が、この手段を取らざるおえない逼迫した状況も、知らないといけない側面なんだと感じました。爆破行為なんかも含めて、彼女達の行動全てが褒められることではない。でも、今の日本人が考える自由のために戦うのとはわけが違うんだと、気付かされた作品でした。学校で学習した時には参政権のためになぜここまでと思っていたけれど、参政権獲得運動の裏には、女性が男性と同じ人間であると訴える意図も大きかったんだと感じた映画でした。また、映画としてもすごく面白い作品でした。

  • タイムスリップ1.21ジゴワット

    3.0

    またメリル・ストリープ

    withヘレナ・ボナム・カーターと脇役陣が濃い。 キャリー・マリガンは可愛い。 ラモーラ・ガライはキョトンとしてる。 感想は、「競走馬に罪はないでしょ」

  • stanleyk2001

    4.0

    カマラ・ハリスさんが副大統領になった日に

    「未来を花束にして」2017 原題はSuffragette。参政権Suffrageに女性を表す接尾tteを付けた造語。女性参政権を求める女性運動家を揶揄した言葉だったが運動家達はその名前を誇らしく名乗った。 予告編だと穏健な運動の様に思えるが実は大変過激な活動だった。そして彼女達を敵視する政府と警察も彼女達に過酷な弾圧を行った。 映画の冒頭、女性運動家が店舗のショーウィンドウにレンガを投げて割る騒動の場面から始まる。 参政権Suffrageの語源は「石を投げる」と言うものがあるそうだ。古代投票は陶器に候補者の名前を書いて行われたことによる。 1912年イングランド。労働者階級に生まれた主人公モード・ワッツは母と同じ洗濯女として7歳から働き始めた。工場長から受けるセクハラ・パワハラ。同じ工場で働く夫も(当時の価値観だから)彼女には息子の母の役割、労働者であることだけを求められ選挙権などあり得ないのだ。 冒頭の騒動で出会った活動家イーディスと出会い女性参政権運動に参加していく。国会で証言をしても法律は改正されず女性参政権は却下される。合法的に陳情しても埒があかない。地下に潜伏して指揮を取るパンクバースト夫人の方針で活動家達は郵便ポスト放火、電話線切断などのテロ活動を始めとうとう首相の別荘を爆破する。 警察に逮捕されたモードは抗議のためにハンガーストライキを行う。ハンストで餓死すると殉教者として参政権運動を力付けてしまうため刑務所は収監された主人公の手足を拘束し鼻に管を通して強制的に「食事」を取らせる。これは拷問である。 今の価値観からすると非合法の破壊活動は賛成できるものではないけれど、合法的な政府への陳情が却下されると世論へ訴える手段は非合法活動しか無い。大体、女性に参政権がないという法律、母親に親権がないと言う法律が間違っている。 彼女達サフラジェットは最後の賭けに出る。国王への直訴だ。ダービー観覧に来る国王へ直接メッセージを届けるのだ。活動家達の狙いに気付いた警官が阻止しようと追跡する。果たしてサフラジェット達の想いは届くのか。 女性の置かれた悲惨な境遇、言われない差別、虐待には言葉が無い。「私を離さないで」のキャリー・マリガン演じるモード、最初は活動に巻き込まれて悲惨な経験を経て粘り強く諦めない。抑えた演技に涙が出る。 この映画を私は2020年11月8日に観た。ジョー・バイデンとカマラ・ハリスが大統領選挙に勝利した日だ。 カマラ・ハリスさんは演説でこう述べた。「すべての女性たちは投票する権利を守るために1世紀以上に及ぶ努力を傾けてきました。100年前、憲法修正第19条が、55年前には投票権法ができ、そして2020年の今、私たちの国の新たな世代の女性たちが投票しました。投票して自分の意思を示すという基本的な権利のために闘っているのです。今夜、私は彼女たちの苦しみの闘いを思い起こします。彼女たちの確たる意思や洞察力をです。何が成し遂げられるか見極め、後をついで取り組みたいと思います。 私が最初の女性の副大統領になるかもしれませんが、最後ではありません。  すべての幼い女の子たち、今夜この場面を見て、わかったはずです。この国は可能性に満ちた国であると。私たちの国の子どもたちへ、私たちの国ははっきりとしたメッセージを送りました。ジェンダーは関係ありません。野心的な夢を抱き、信念を持って指導者となるのです」 100年前血を流した彼女達の願いが叶った。 イギリスが女性参政権を付与したのは第一次世界大戦後。映画のクレジットタイトルに各国の女性参政権獲得の年号が列記される(日本は記載無し)驚くべきはニュージーランドがいち早く1893年に女性参政権を与えていることだ。新型コロナウィルス対策に世界一成功しているニュージーランドの首相は女性である。女性が政治に向いていないなど全く間違っている事が証明されたのだ。 モードやパンクハースト夫人達に教えてあげたい。あなた達の努力は身を結んだ。世界の全ての国では無いけれど。

  • bel********

    4.0

    女性の権利の戦い

    女性が命をかけて得ようとしているものを、なぜ男性は「恥」と言うのか。 それが既得権の保持なのか、優位性の不安定さへの嫌悪なのかわからない。 もしかしたら、考えるほどの価値もないと思っているのか、古い教育の産物なのか。 そこにそのために、身体をはり、命をたとうとしている真剣な人間が生きているのに、否定し、侮辱することが当然だと思う性が理解できない。 これは、大昔の話ではない。 働かされ、慰み者にされ、それでも歯を食いしばって生活していたすべての女性。 その中で、犠牲になって次の世代に権利を与えてくれた女性。 選挙に行こう。 次の選挙は必ず行こう。 辛さを訴える人の言葉に耳を傾けよう。 自分の生活の狭い枠だけではなく、そこに穴をあけて人の気持ちに気が付くようにしよう。 良い映画でした。 数年前にロンドン博物館で「サフラジェット」関連の展示をみました。 ハンバーストライキ、身体を自分で鎖にしばる、競馬場での死などの写真。

  • りんご

    5.0

    日本人女性に見てほしい素晴らしい映画

    こういう女性たちがいたからこそ今の世の中があるんだと深く考えさせられました。 日本ももっともっと働く女性やお子さんを育てている女性が生きやすい世の中になってほしいです。 今も昔も男性は支配したい生き物なんだと思いました。 皆んなが平等なんて難しいでしょうけど、そんな世の中になればいいなぁ。

  • 暇つぶし

    3.0

    なんか変

    まずキャリー・マリガンが出る映画は暗い、本作は?と思いながら見ていたがやっぱり感。 ところで、モードワッツは主人公で無いのでは?

  • rhd********

    3.0

    地味で真面目な

    この手の映画は本当に役者さんのチカラがないと最後まで持って行けない。 そーいう意味で今作はキャリーマリガンのチカラが言うまでもなく大きい。 決して「面白い」たぐいの映画ではない。 そして、派手なメリルストリーブはほんの1シーンくらいしか出ない。 …日本では大コケしてますな。残念な話です。

  • ********

    4.0

    女性参政権と法秩序

    2015年。セーラ・ガヴロン監督。20世紀初頭のイギリス。参政権を求めて戦う過激な女性たちに巻き込まれた一人の主婦が、徐々に主体意識に目覚めて運動に身を投じていく話。法秩序を変えることがいかに難しいか。 洗濯工場で働く主婦という当時の女性労働者を象徴する主人公を描いているため、白い洗濯物がひらひらと舞い、蒸気があがっていて、全体的に画面が白っぽい。この「白」を追求するとおもしろい画面になっただろうなあ、と思いながら、当時の女性が置かれた奴隷的立場を庶民の変容を通じて告発する内容を追いかけていくのだが、次第に過激になっていく主人公の心の中の葛藤の具体的な処理が描かれず、展開はきわめて概念的、抽象的。つまり、なんで過激化していくのかよくわからない。映画のなかであまり重要を与えられていない女性活動の死で終わるというのもなんだか。。。

  • サラ

    4.0

    家族と自分を犠牲にして得たもの

    彼女達がいてこそなんですが、家族と自分を犠牲にしての参政権運動は観ていてとても辛いです。洗濯事情については伝染病予防の為煮沸してたんですね、厳しい労働環境も凄く辛そうでした。少し前の「高慢と偏見」時代は女性の財産相続権もなかったのですが、本作を経て、これ以降の時代背景の映画では、女性が社会で活躍している事が多いのが分かり、なるほどと考えさせられました。 キャリーマリガンはナチュラルメイクだと少女の様ですね。

  • ft0********

    3.0

    皆に観て欲しい

    こうした戦いがあって現在があるんだってこと、知ってほしい。

  • dak********

    4.0

    女性の権利のための闘い

    今では普通に行使している参政権が過去の女性達の涙ぐましい努力によって勝ち取られたものだったと知って感動しました。 昨今、女性の地位は向上し男性と互して働けるようにもなりました。しかし、私立医科大における著しく女性に不利益な裁量により受かるべき筈の人達が不合格とされた事実に強い憤りを感じます。日本における男性中心の社会を映画に置き換えると複雑な思いに捕らわれます。

  • jmk236

    3.0

    ネタバレ現代人には咀嚼が難しい

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nyj********

    5.0

    女性参政権。骨太な女性映画の秀作です。

    女性の力強さを感じる映画。1910年時代のレンガ建築が趣ある雰囲気を出していて美しい映画にもなっている。奥に潜めた女性たちの思いが湧き出るような感動が残る秀作になっていると思う。

  • スーザン

    3.0

    彼女たちに敬意を。

    劣悪で人権を無視されたような環境であっても、生まれた時からそこに置かれていると、それが日常であり普通の事だと思って一生を過ごしてしまう。 ましてや情報も何も発達していなかった100年も前の事。 だがこの映画の主人公モードは、ある事がきっかけで”気付く”のである。 そして映画の原題でもある、サフラジェット:女性参政権運動のメンバーとして仲間と共に活動にのめり込む。 モードもそうであるが、彼女たちは自身の家庭や生活を犠牲にしてまでも権利を勝ち取ろうと闘うのだ。 その行動は時には過激であり、暴力的でもある。 しかし、現代社会とは違い、まだまだそういう手法でしか強く訴えることが出来なかった時代である。 (それこそ参政権が無いので!) 彼女たちのたくましさに敬意を表したい。 一見弱々しいが信念を貫いてゆくモード役にキャリー・マリガンが適役だった。

  • じぇろにも

    3.0

    ネタバレ1912 ロンドン 洗濯工場

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ain********

    3.0

    日本ではありえない運動

    まだまだ男尊女卑根強いこの国は、ありえなかったので、世界に広げてくれたありがたい運動だったと思い、亡くなられた方に感謝したいと思った。 当時の風潮を想像すると、かなり勇気がいる事だったが、その犠牲によって今がある事を忘れてはいけない。

  • yos********

    3.0

    貴方たちがいて、私たちがいる

    100年前は女性にとっては 劣悪な環境しかなかったんだな と思った。 なんで、こんなしょうもない男たちばかりが登場する? って怒りが込み上げてくる。 ずっと 女性に生まれたんだから、そんなもんだ と自分に言い聞かせ 生きていくしかなかったんだろうな。 変えようとしても、変えようとしても 困難は降りかかってくる。 でも、負けずに声を上げてくれたから その時よりはマシな現代になっているんだろうね。 疑問なのは これ、メリル・ストリープが主人公の話でも よかったんじゃないかい? なぜ、主導者の話じゃなかったんだろうか? これでいくと、メリル・ストリープは 主導者でありながら、苦労はなかった っていう風に受け取れてしまうが… すごく活躍した人物よりも 名もなき女性の心の変化の方が 人の心を打つって魂胆なのか? メリル・ストリープの名前出しながら 登場がショボいしね。 あんまり登場させたら、ストーリーが 成り立たなくなるんでしょうね。

  • vci********

    5.0

    すばらしい

    全編、涙なしで見られませんでした。 悲しい涙では有りません。闘う女の美しさに心が震える涙です。 主人公がさんざん戸惑いながら、悩みながらも、信じるもののために闘う決意を固め始めた時の美しい表情。すばらしいです。 花束は受け継がれていきます。一人のヒロインやヒーローではなく、無名の人たちが闘いをやめないことで、時代は動いていく、そのことを訴えていたと思います。ラストシーンは良かったです。 今の日本の現状を思うと、暗澹たる気持ちになりますが。

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