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ANTIPORNO アンチポルノ (2016)

監督
園子温
  • みたいムービー 100
  • みたログ 385

2.60 / 評価:315件

出口なしの「女性」性

  • 文字読み さん
  • 2017年2月14日 22時52分
  • 閲覧数 3915
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

2016年。園子温監督。奇抜な発想で小説を書く若い女は、現代の男社会で女たちがおかれた状況にいら立ちを隠さない。自由さえ男に与えられたものだと喚き散らす女。しかし、次の瞬間、それが映画撮影の光景であり、女は実は臆病で真面目な新人女優だったことがわかる。と思ったら今度は、映画の中の映画の世界(じつは女の過去)に入り込んでいく。

どれが現実なのかと探索しはじめると、何層にも入り組んで分からなくなっていくのは、過去だろうが映像だろうが現実だろうが妄想だろうが、そのすべてにおいて「女性」という性が置かれたみじめな「出口なし」の状況を描くための仕掛けだ。当初はただ過激なだけのはったり映画で辟易という気分に襲われかかるが(それは園監督の常態でもある)、展開していくうちに違和感はきれいになくなっていき、むしろ「女性」を描いてこれほどわかりやすい映画はない。謎はどこにもない。

表面的には下品なのだが、それを支える情熱、ただ叫ぶだけの情熱とは別の、執拗な情熱がある。ほとんど性的な執着でもあるだろうこの情熱は、やはり独特のものだ。

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