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スノーデン (2016)

SNOWDEN

監督
オリヴァー・ストーン
  • みたいムービー 579
  • みたログ 2,290

3.79 / 評価:1733件

国にとっての正義とは?・ぜひ観るべき作品

  • sak******** さん
  • 2020年6月4日 12時31分
  • 閲覧数 1714
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

スノーデン氏の告発が話題になったのはほんの数年前。
日本でどれぐらいの影響があったでしょうか?

少なくとも私の周りで普通に日常を暮らしている人達の間で
話題になった事も、それによって考え方を変えたような人もいません。
私も恥ずかしながら名前を聞いた事があるぐらいの認識でしかありませんでした。
ですが、この映画を見て考えを改めました。

彼は自分の命を懸けてでも愛する国ために真実を公表するという選択をしました。本当に勇気のある行動を取った真の英雄だと思います。

日本では雪印牛肉偽装事件、ミートホープ事件等があり、
内部告発者は必ずしも英雄扱いはされないし、逆に彼らの人生が大変なものになってしまうという例を目の当たりにして来ました。
(その後の秋田書店事件では多少告発者は保護されたようですが)

相手が国だったとした場合、
こんな事が一体誰にできるでしょう?

今の日本政府の中ではそれを苦にして自殺された方までいらっしゃいますが、
一部のマスコミ以外はまともに取りあげませんし、政府は完全に黙殺しています。自分の生活も守りながらの告発・・というのは完全に無理だと言う事がわかります。

スノーデン氏も自分の生活を全て捨てる覚悟を決め、
告発取材も香港で受け、その後ロシアで暮らすという事になっています。

だからこそ本当に凄いと思うのです。
自分の身の事よりも母国に正常であって欲しいという願いの方が勝っているのですから。

ただ、反面思う事もあります。
他の国も同様の事をしているはずなので、彼の告発によりアメリカが情報戦において遅れを取りもし窮地に陥ってしまったとしたら、彼は国に対して正しい行いをした事になるのかならないのか?
この辺り、難しい点ですね・・・。


映画としてはオリバー・ストーン監督の手腕、ジョセフ・ゴードン=レヴィットの熱演も相まって、難解やシリアスになり過ぎる事もなくとても素直に内容を受け入れる事が出来ます。あまりにスムーズなので実話であるという事を忘れてしまうぐらいに見やすい作品だと思います。

それだけに、出来るだけ多くの方に見て頂きたいです。

出来るだけ多くの方が見て、その多くの方それぞれが「考える」。
そうする事でよりこの作品の存在意義が増すと思います。

少なくとも私は、国が何を行おうとしているのかという事に無関心でいるのは
やはりいけない事なのだと改めて思いました。

スノーデン氏はまだ実際にロシアに暮らしています。
アメリカの属国とも言える我が国においては、彼が告発したような仕組みのど真ん中に我々の生活があると言えるのです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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