作品レビュー(15件)
- cyborg_she_loves
5.0点
サマンサとダーリンのドタバタ・コメディのテレビドラマを小さい頃にかじりついて見ていた(私のような)世代は、「それの原作」という位置づけでどうしても見てしまいます。 実際にはテレビドラマは、この映画から「魔女と結婚する」という一点だけを借用して、あとはまったく独自に発想を広げたもの。内容的には両者は何の関係もありません。 だいたい「奥様は魔女」という邦題も、元来はテレビドラマの方につけたものを、原題が同じだからこの映画にも流用しただけのものでしょう? この邦題はこの映画には本当は合っていません。 だってこの映画では、ジェニファーがウォレスの正式な「奥様」になってるのは最後の20分ぐらいだけ。本当の家庭を築いているシーンに至っては最後の2分ぐらいだけで、映画の中心は、ジェニファーがどうやってウォレスの奥様の地位に割り込むかという経緯の方に置かれています。 だから、原題を直訳して「私は魔女と結婚した(しちゃった)」という邦題にした方がいいと私は思うなあ。 内容は、この時代のアメリカ映画らしい上品な、でも軽快でとても楽しいコメディです。あらかじめあらすじを説明しておかないと理解できないような重苦しい映画ではないんで、ぜひ皆さん見てみてください、とだけ言っておけば十分だと思います。 余談。 この映画はこの古さですからもちろん著作権は消滅していて、archive.orgなどでも無料で安全に視聴できますが、それは英語のオリジナル版のこと。 字幕や吹き替えのものは、その字幕や吹き替えに著作権があるので、無料とは行きません。 英語に自信のある方はネット上のパブリックドメインの動画を見ることをお勧めしますが、ただこの英語、けっこう聞き取るのに苦労します。 なぜなら、さすがこの魔女の父親は数千年も生きてるというだけあって、喋る英語が古いんです。”you have no substance”を”thou hast no substance”とか言う。 この時代錯誤の古さが独特の雰囲気を出していて味わいがあるんですけどね。これは字幕や吹き替えでは再現できないオリジナルの良さです。 女優の伊藤沙莉さんのラジオ番組を聴いていたら、彼女は映画やドラマは、作品数としてはそんなにたくさん見ないんだけど、そのかわりいったん好きになった作品は100回ぐらい(って誇張もあるだろうけど)見るんだそうです。で、アメリカのドラマなどは、最初は吹き替えで見てるんだけど、内容が完全にわかったら今度は英語で見るのだそうな。英語でないとわからないニュアンスとかまでちゃんとわかりたいから、だそうです。 そういう映画の好きになり方って、私も好きです。私も同じことやります。本当に好きになった作品は、四方八方ありとあらゆる角度から楽しみたいですから。
- 岡本勇二
4.0点
品がある。 ヴェロニカレイク、スーザンヘイワードの美しさ! 楽しい時間を過ごせるいい映画。 ルネクレール映画なんですね!
- yam********
5.0点
確か17-8世紀の魔女狩り時代から、先祖代々、恨みを抱いてきた魔女(実は290歳)のジェニファーが、州知事候補者のウーリーをおとしめるつもりが、逆に首ったけになり、父の協力を得て、果たしてうまくいくのか、というラブコメディ。 父娘ともに煙として木の根っこに封印されていたが、落雷で甦り、復讐のため、ウーリーにモーションをかけるという面白い展開。シリーズ化して欲しかったな(だから、TVドラマ化されたんですね)。
- arl********
3.0点
ぜんたいにおおらかな大時代的コメディ。楽しかったです。 オープニングで初めてサマンサ&ダーリンの「奥様は魔女」という大人気TVシリーズ(原題:Bewitched)とは原題が違うってことを知りました。じゃあ関係のない話なのかな、と思って観ていたら映画の最後に主人公の(元)魔女の娘がサマンサでニヤリ。TV版は続編という設定なのかも;-)。
- 柚子
4.0点
火炙りの刑で、肉体は滅んだが、魂だけは永遠に生き続ける魔法使い親子… 刑を施行した男の子孫を、不幸にし続ける呪いをかけた後、木の根に封じ込められる 雷が落ち、木の根が割れて、魔法使い親子が煙となって、復活 人間の体を乗っ取り、更に子孫のウーリーを不幸に落としいれようと企むも、誤って惚れ薬を飲んでしまった魔女ジェニファーは・・・ ドタバタコメディのイメージが強い、サマンサ版とは違って、大人の魅力でしっとり魅せる、上質なファンタジー♡
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