アルツハイマーの導入が巧い
- レンオウパパ さん
- 2020年4月30日 10時44分
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アルツハイマーのお婆さんのドキュメンタリー映画制作という設定で始まる本作。
最終的には全く違った方向に進んでいくのですが、この導入がかなり巧かった。
最初の「アルツハイマー怖いねぇ」といったリアルな感じから「アルツハイマー?にしてはちょっとおかしくね?」となってく中盤。
この辺りのリアルなのかオカルトなのかのバランスが曖昧なまま進んでいく中盤が一番怖かったですね。
そんなスリラーな雰囲気から、ちょっとしたミステリー、サスペンスの要素を加え、最終的には完全にホラーとして牙を剥く構成には飽きがこず、最後まで楽しめました。
完全にホラーとなった終盤にはかなり既視感を覚えてしまいましたが、それでもラスト付近で一発ギョッとするような画を見せてくれたのでこれはこれで満足。
ホラーはたとえ一瞬でも記憶に残るような強烈な画を残せば勝ちですからね。
個人的にPOVのモキュメンタリーはあまり好きではないのですがこれは当たりだと思います。
オススメです!
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- 悲しい
- パニック
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