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追憶 (2017)

監督
降旗康男
  • みたいムービー 518
  • みたログ 3,043

3.58 / 評価:2,467件

いい意味で、重い映画です

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2018年3月11日 1時54分
  • 閲覧数 3186
  • 役立ち度 13
    • 総合評価
    • ★★★★★

 いい映画です。が、どえらい重いものを突きつけてくる映画でもあります。私みたいに感情移入しやすい人にとっては、見てるのつらいと思います、いい意味で、ですけど。

 だからでしょう、こんなに評価低いレビューばっかりなのは。皆さん利口でいらっしゃる。こんな人殺しにいちいち共感してるほどヒマじゃねーんだよ、って。
 それはそれで、いいことなんだと思います。それでこそ世の中、平和に回ってるんだから。

 私は、物事が悪い方へ、悪い方へとばかり動いていくのを見ながら、じゃあこの篤はどうすればよかったんだろう、と、ずっと考えながら見てました。
 そもそも子供の時にあのヤクザを殺さなければよかったんだ、っていうのは、「なし」ですよ(笑)。そんなの当たり前です、そんな当たり前すぎる答で納得できる人は、そもそもこんな映画は最初から見ないことをお勧めします、「あほか」と思うことは保証します。

 人には、人殺しまではしなくとも、後になって「なんであの時あんなバカなことしたんだろう」と自分の馬鹿さ加減がつくづく嫌になるような過ちを、どういうわけかその時はやってしまう、っていうことは誰にでもあるものです。
 自分が馬鹿だったことは百も承知、でももうやってしまったものは元に戻らない以上、仕方がない、さて、じゃあその後どうするか。

 どうしようもない。
 ひたすらその重荷を担い続けていくしか仕方がない。
 世の中にはそういうことってのが、あるんだ。

 っていうことを、この映画は突きつけてくるように私は感じました。

 でも、このラストシーン、これは、「たとえそうであったとしても、どんなに重くても、それでも生きているっていうのは素晴らしいことなんだよ、死んじゃ駄目なんだよ」と言っているように、私は感じました。

 私、エンドロールってだいたい見ないことが多いんですけど、この映画は最後まで見ちゃいました。音楽が素晴らしかったからです。この音楽が流れてきたら、全身が凝固しちゃって画面が消せなかった。ものすごくいろんなこと考えながら、余韻に浸りました。

詳細評価

物語
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音楽

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