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天使にショパンの歌声を (2015)

LA PASSION D'AUGUSTINE

監督
レア・プール
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3.29 / 評価:117件

アリスが泣き崩れる場面は辛くて切なかった

  • fg9***** さん
  • 2018年1月29日 9時14分
  • 閲覧数 586
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおり。
 『1960年代、カナダのケベックにある寄宿学校(名門女子校)。
 音楽コンクールの優勝者を輩出したこともあるが、修道院による運営が見直され閉鎖の可能性が出てきた。
 校長のオーギュスティーヌ(セリーヌ・ボニアー)は音楽の力で世論を動かし、学校を存続させようと考えていた。
 一方、転校生で(校長のオーギュスティーヌの)姪のアリス(ライサンダー・メナード)はピアノの才能がありながら、誰にも心を開かず問題ばかり起こす。』
 先ずは、邦題がウーピー・ゴールドバーグの『天使にラブ・ソングを…原題(SISTER ACT)』をパクったようなタイトルでげんなりだ。
 『天使にラブ・ソングを…』という邦題はなかなかのものだったが、本作では、歌声もあったものの、ショパンの「別れの歌」のピアノ演奏が中心だ。
 そんな愚痴はどうでもよろしいが、転校生のアリスはピアノの名手でありながら、クラシックの楽曲をいきなりジャズって弾いてしまうので、オーギュスティーヌの顰蹙を買ってしまうのだった。
 そんなこんながありながら、校長のオーギュスティーヌは原題の『La Passion D'Augustine(オーギュスティーヌの情熱)』を発揮して、教育方針の音楽教育の成果を見せるべく、イベントを企画するのだった。
 そんな折、クラスの吃音気味の少女が昔ながらの修道女そのもののようなシスターに弄られたので、アリスはその少女を庇って寄宿舎を無断外出して、町のダンスホールに逃げ込むのだった。
 でも、オーギュスティーヌに連れ戻され、アリスはくさってイベントにも参加したくなかったが、オーギュスティーヌに説得されて嫌々イベントでピアノを奏でるのだった(ライサンダー・メナードが実際に弾いているらしい。)。
 で、イベントでの女子生徒たちの歌声やアリスのピアノ演奏は観客たちを魅了し、翌日の新聞では学校を救済すべしと大きく報じられるのだった。
 でも、オーギュスティーヌは、総長から勝手な行動に走ったとして叱責されてしまうのだった。
 でも、まだ、音楽コンクールで金メダルを獲れば廃校は免れるだろうと、女子生徒と女先生たちは懸命に練習するのだった。
 そんな折、アリスの母が病に倒れて入院しているとの知らせが入り、アリスとオーギュスティーヌは見舞いに行くものの、母親の病は末期症状なのだった。
 それから暫くして、オーギュスティーヌがアリスに母親の亡くなったことを伝えるのだが、その場面は遠景でセリフも聞こえなったが、アリスが泣き崩れるシーンは辛くて切なかったな。
 そんな哀しみを乗り越えて、音楽コンクールの当日にアリスはショパンの「別れの曲」を亡き母を偲びながら渾身の思いで奏で、見事に金メダルを獲得するものの、総長は既にオーギュスティーヌの転勤辞令を発令していて、学校の閉鎖も既定の事実になってしまっている結末は若干不満だったが、それでも一生懸命努力した生徒たちと先生たちが新たな人生を歩み始めるラストはなかなか爽やかだった。
 特に、中盤で、問題児アリスの言動を厳格な修練故に排してきたシスターたちが、アリスの斬新で自由な発想に刺激されたのか……単にバチカンからの要請があったからなのか、40年もの間、着古してきた漆黒のローブを脱ぎ捨てて、新しい時代の幕開けとばかりにグリーンの衣装に着替えた女先生たちは眩しく、非常に見応えのある作品だった。

 (メモ 総レビュー数:2851件、2018年度:36作品目)

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