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エゴン・シーレ 死と乙女 (2016)

EGON SCHIELE: TOD UND MaDCHEN/EGON SCHIELE: DEATH AND THE MAIDEN

監督
ディーター・ベルナー
  • みたいムービー 92
  • みたログ 178

3.41 / 評価:126件

美形はなんでも許される

  • ookina_haruko_chan さん
  • 2017年3月9日 20時21分
  • 閲覧数 1812
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画の見所は、なんといっても、シーレ役の俳優(ノア・ザーヴェトラ)が美形なことでしょう。
演技はほとんど経験ないとはいえ、表情といいたたずまいといい、まさに「絵になる」感じ。
なので逆に、映画そのものの価値、シーレをうまく描いているか、が二の次になってしまう。

本作のサブタイトルは「死と乙女」。
パートナーのヴァリ役の女優ヴァレリー・パフナーが愛と自由に生きる女性を好演していました(尾野真千子に見えてしょうがなかったが)。
女性を愛しながらも芸術を優先し自分勝手に振り回してしまう、シーレ。
嫌な男なはずなのに、美形だとなんでも許されてしまう、というのはなんだかズルい。

また、クリムトに見出され、自分のライバルとなるかもしれないのに、サポートされる。
妹にも溺愛され、近所の姉妹にも愛される。
“人たらし”キャラだったのかもしれません。
このあたり、井伏鱒二に見出され、女性遍歴の絶えなかった太宰治と重なる気も。
ダメな男ほど、女から愛されるというのは、人生の不条理ですね〜。

とはいえ、あまりドラマ性を前面に押し出してくるタイプではなく、割合と淡々としている。
おそらく史実に基づいて作られているのでしょうが、シーレのあの官能的で濃密な絵の雰囲気があまり感じられず、R15に指定されているとはいえ、ずいぶんとお上品で静謐な空気感に仕上がっています。

そういえば、未見ですが昔、シーレの映画が作られていたっけな、と調べてみたら、邦題は同じ「エゴン・シーレ」というタイトルながら、サブタイトルが「愛欲と陶酔の日々」。
ミもフタもない、といった感じですが、こちらはジェーン・バーキンが出ていたらしく、おそらくもっと濃ゆい内容だったのでしょう。
どっちかというと、こちらの方がイメージには合ってるし、見てみたい感じがしました。

詳細評価

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