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エゴン・シーレ 死と乙女 (2016)

EGON SCHIELE: TOD UND MaDCHEN/EGON SCHIELE: DEATH AND THE MAIDEN

監督
ディーター・ベルナー
  • みたいムービー 92
  • みたログ 178

3.41 / 評価:126件

「夢の中の少女」という作品はレアものだな

  • fg9***** さん
  • 2018年4月5日 14時58分
  • 閲覧数 1081
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …レビュー数は未だ13件だ。
 あんまり人目に付かない作品なんだな。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。
 『美術アカデミーを退学したエゴン・シーレ(ノア・ザーヴェトラ)は、さまざまな作品で脚光を浴び始める。
 その後、グスタフ・クリムトから紹介されたヴァリをモデルに、数多くの傑作を発表。
 幼児性愛者というレッテルを貼られるが、自らの芸術を追求するシーレは……。』
 僅か28歳でこの世を去った異端の天才画家シーレの伝記ドラマらしいが、全くもって知らない画家だった。
 冒頭からシーレが裸体画を描いているシーンから始まり、このモデルが4歳年下の16歳の実の妹・ゲルティだというのだから恐れい入ったな。
 このゲルティは、なんら躊躇うことなく恥じらうでもなく、兄の才能をひたすら信じて惜し気もなくヌードモデルを務めるのだった。
 で、シーレは、名門ウィーン美術アカデミーを中退して仲間たちと「新芸術集団」を結成し、演芸場のようなところに入り浸るのだが、この劇場の芸人の殆どがフルヌードなのでオッパイのオンパレードだったな。
 その劇場のエキゾティックなモアが次のシーレのモデルで、自宅へ連れ帰ってまたもやフルヌードの絵を描き始めたので、ゲルティが嫉妬したりもするのだった。
 この間、ゲルティが「新芸術集団」の男の1人と出来ちゃって妊娠し、ゲルティは赤ちゃんを産みたがるが、シーレは断じて許さず、ゲルティの親権を降りるとまで言って反対するのだった。
 そんなこんながあって、シーレの次のモデルは、敬愛する師匠のクリムトから紹介されたヴァリという女性だ。
 シーレという画家は全く知らなかったが、クリムトは知っていたので若干ホッとした。
 で、このヴァリという女性は17歳という設定だったが、もっと大人び見え、彼女をモデルとした絵画で次第にその名を馳せるようになるのだった。
 そんな折、14歳の少女との猥褻騒ぎ事件が起きたりして、3週間以上だったか拘留され、シーレの家に所蔵されていた彼の絵画は猥褻物として押収されしまい、しかも、裁判中に裁判官から彼の眼前で絵画を燃やされてもしまうのだった。
 そんな折、通りを挟んだ向かい側に住んでいた中産階級の娘のエーディトとアデーレ姉妹と知り合い、ヴァリとは別れてエーディトと結婚するのだった。
 「軍隊生活は地獄だ。毎日、描かないと死んでしまう。」とのシーレのセリフがあったが、シーレにとっては女性たちも絵を描き続ける上での小道具でしかなかったのだ……そんな印象を受けてしまったが、違ったかな???
 で、風邪をこじらせて喘いでいる現在のシーレと、上記の話が回想として描かれるが、そんなシーレを痛々しくも甲斐甲斐しく世話を焼くのは妹のゲルティだった。
 高価な宝石と引き換えに、高熱に利く筈のキニーネを闇で手に入れたものの、28歳の若さでシーレは帰らぬ人となってしまうのだった……といったストーリーだ。
 中盤まではシーレの描いたデッサン画しか観られず、後半に至って展覧会で「死と乙女」他の何点かの大作を観られたが、もっと数々の作品をじっくりと見せて欲しかったな~。
 で、ネットで覗き見ると、「夢の中の少女」という作品はなかなかのレアものだな。
 大股開きの少女が自分のアソコを両指で掻き開いている場面を真正面から俯瞰している絵だ。
 児童ポ〇ノ、猥褻と捉える人もいるのだろうな~。
 そう言えば、シーレが劇中で日本の春画に魅入っている場面があったが、「夢の中の少女」は正しく春画の影響を受けたのだろ……。
 ストーリー的には、それほど魅せられるものはなかったが、28歳で夭折した天才画家エゴン・シーレの作品に触れられたのは良かったので、一見の価値はありの3.2点といったところかな。

 (メモ 総レビュー数:2929件、2018年度:114作品目)

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