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花戦さ (2016)

監督
篠原哲雄
  • みたいムービー 787
  • みたログ 1,842

3.61 / 評価:1,301件

切り口と役者をそろえただけの薄っぺら映画

  • tit***** さん
  • 2020年1月25日 12時45分
  • 閲覧数 359
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

この原作者の作品も過去にも何度か実写化されたけど、正直全然世間の評判ほどではなかったです。

序盤のつかみは決して悪くなかったです。早速(?)専好が主人公らしく、信長の為に花を生ける事になったけど、畏敬の念を抱くべき大物感が存分に感じられ、カッコ良かったです。中井貴一氏も、若い頃に武田晴信(信玄)を演じて以降、他にも源頼朝とか徳川光圀とか歴史上の有名人物も演じる機会も度々ある様ですが、序盤だけの出番だったのが惜しいぐらいでした。この中井信長も。しかし、それ以降が・・・・・・・・・・・

利休役の佐藤浩市氏も、鬘被ってそういう姿にも出来ただろうに坊主頭じゃなくて普通の、そこらの一般人男性にもゴロゴロいる短髪姿だったのには終始違和感がありましたが、自分の価値観を押し付けて、その利休とも確執を起こしてついに死に追いやっただけでなく、街の住民達も些細な事で刑罰に処していた秀吉や、その秀吉に利休の事をチクって、四十九日の様子も報告して、ついに「利休の事は触れるな!!」と逆鱗に触れた三成とかステレオタイプ的描写も目立って、そういうのぶっちゃけつまらなかったですね。前田利家は、秀吉と専好・利休のハイプ役みたいになっていて、秀吉のそういうステレオタイプ的な独裁者ぶりを中和する役割も果たしていて、そこん所は悪くなかったのですが・・・・・・・・・

と言うかまた、利休存命時までは、まあもっと有名人だからしょうがなかった面もありながらも利休の方が目立っていた様な・・・・・・・・・・その後、溺愛していた鶴松も夭折したのを住民達が「利休の呪いだ」と噂したのに対し、「彼はそんな人じゃない!!」と同調しなかった等「良い人」だった専好による大舞台(今度は秀吉の為に生け花を作る)が当然終盤の「目玉」だった筈なのですが、演出的にも脚本的にも思ったほどの意外性は無かったですね。これまた。

最後、れんが「実は生きてました」発動したのには異存は無かったけど、彼女も一度秀吉に粛清されてしまった様に見せたのは失敗点だったんじゃないかと思います。結局思ったほど存在感無くて、その発動の時も「ああ、彼女もいたっけ、そう言えば。」な程度だったもの。森川葵氏にとっても本作の出演はそんなプラスにはならなかったでしょう。

私が目にした限りの、この脚本担当の作品って100点満点なら75点以上の作品なんか1つもない。ギボムスは見た事無いながらも果たしてホントに面白かったのか?でしたが、結局生け花を題材とした事自体が最大にしてほぼ唯一の存在意義であり、昔は人気あった吉田栄作氏も含めて、実績十分の役者を何人か起用した割には興行収入も10億行かなかったのも無理ありません。ホント薄っぺらかったです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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