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べネファクター/封印 (2015)

THE BENEFACTOR/FRANNY

監督
アンドリュー・レンツィ
  • みたいムービー 4
  • みたログ 79

2.61 / 評価:49件

依存症の恐ろしさ

  • sun***** さん
  • 2020年4月17日 14時13分
  • 閲覧数 73
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

誤解しているレビューが多かったので投稿。

ラストでオリビアの赤ちゃんが産まれて、
フラニーがご機嫌で髭を剃るシーン。

このシーンはハッピーエンドではなく、
新たな依存の始まりを意味していると思います。

モルヒネ中毒で自暴自棄になりかけたフラニーが、オリビアの赤ちゃんの誕生を機に心を改め更生していく、、
というハッピーなオチではなく、新たな依存対象が現れたことで一気に高揚している、つまり依然として強い依存症状が続いていくことを示唆する終わり方になっています。

モルヒネが手に入らない状況になり、その上オリビアにまで悪態をついて見放され、依存していたものすべて失ったフラニーの前に、モルヒネに代わる依存対象が現れたのです。

そして依存症を患っているのはフラニーと、もう一人。
オリビアです。
彼女もまた、フラニーに依存しています。
こどもに父親と同じ名前をつけたのもフラニーのためであり、そうすることで自分もフラニーから離れずにいられます。彼らは強い共依存の関係にあったのです。


この作品は最初から最後まで、依存症が連鎖していく恐ろしさを描いているのだと思います。要所要所で背景に流れる音楽も、軽快ながら時折ホラー映画のような緊張感と不気味さがあり、各シーンの解釈のヒントになっています。

難しい役どころを狂気と正気を織り交ぜながらギリギリのラインで演じたリチャードギアと、言葉少なに隠れ依存を表現したダコタファニング。さすがの演技力でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 絶望的
  • 切ない
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