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たかが世界の終わり (2016)

JUSTE LA FIN DU MONDE/IT'S ONLY THE END OF THE WORLD

監督
グザヴィエ・ドラン
  • みたいムービー 239
  • みたログ 842

3.08 / 評価:601件

彼は幸福を選んだのか?

  • ikcythump さん
  • 2017年3月26日 21時15分
  • 閲覧数 1178
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

「家族」にいつ「死期」を伝えるのか。顔のアップの多用に会話のたびにけんかになる家族。静かな緊張が続きますが、結局映画の中ではその「いつ」は訪れなかった。
この言わないところが妙に生々しい。本当に心に秘めていることって家族に言えなかったりします。ましてや「死」を伝えるのはいわんやです。でも残された家族は近い将来おそらく突然に主人公の死を知ることになります。受け入れる準備をする間もなく。それは一生消せない傷を家族に負わせてしまうんだと思います。
「居心地よい不幸より幸福を選べよ」。
死を告げるのか、告げないのか。主人公にとっての幸福はどちらだったの
でしょうか。
兄が主人公の昔のボーイフレンドの死(おそらく主人公の過去のフラッシュバックからしてエイズ)をあえて告げたことや帰りをせかしたこと、母の主人公の抱きしめ方からみて言わなくてもうっすらと気づいていたのかもしれません。
「あなたのことは理解できない。けどあなたを愛している」。
母の言葉が救いです。彼はそれを確かめられただけでもよかったのかもしれません。

久しぶりにエンタメ系でない作品を見たのでなかなか消化できませんでしたが
いろいろ考えました。
音楽いいです。「Home Is Where It Hurts」。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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