ここから本文です

たかが世界の終わり (2016)

JUSTE LA FIN DU MONDE/IT'S ONLY THE END OF THE WORLD

監督
グザヴィエ・ドラン
  • みたいムービー 239
  • みたログ 842

3.08 / 評価:601件

世界は何も変わらない。

  • ohk******** さん
  • 2017年5月2日 19時49分
  • 閲覧数 1992
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

評価が分かれていたので心配でしたが、
やっと見ることができました。

うまく言葉にできませんが、
家族分断の映画ではなく
私はなぜか、見終わった後にさわやかな気持ちになった。
それは自分でも意外だった。

みんな自分勝手なことを言っているようだが
その言葉の裏には
なぜ急に帰ってきたのかわからない不安、
何を言い出すのかということに対する恐れ、戸惑いなど、
複雑な感情が絡み合う。
俳優陣の表情、演技が素晴らしい。

うすうすみな気づいているのだろう。
何を言うのか戦々恐々。
言われるのが怖くてルイに喋るすきを与えない兄。
最後の方でルイが「また来る」とか「次は」と、
未来について語り出したことによってバランスが崩れる。
ほっとする人、逆に怒り出す人。

皆聞きたくない。本当のことを。
だから?あえて「それ」を言わなくてもよいのだ。
そう表現するのが家族の愛情なのだから。
このまま立ち去っても、ルイが死んでも、何も変わらないだろう。

わかりやすい映画ではない。
言葉の応酬に息が詰まる。
それでも、観終わってなぜかさわやかなあたたかい気持ちになった。
切ないとか、悲しいとかではなく。
それは絶望ではなく、愛を感じたから?
自分でもよくわからない。

ドラン恐るべし。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ