2017年9月23日公開

わたしたち

THE WORLD OF US

942017年9月23日公開
わたしたち
4.0

/ 105

38%
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(12件)


  • kun********

    3.0

    ひりつく子どもの世界

    子供ってむき出しですよね 子供の成熟してない精神は人工的に作られる学校や塾や交友やその他での子供社会で大人のそれより残酷で冷酷な現実を突きつける 本作品はスクールカースト下層の主人公の新しい出会を出発点にヒリヒリひりつく子供社会の物語を紡ぐ 安息は物語前半の本の束の間だけであとはもう目を背けたくなるような子供の未成熟でむき出しの社会動物パワーゲームに終始 そんな身も蓋もない話を表現は抑え気味でリアルに演出したのはさすが韓国映画っぽい 子役もよく演じれてたのは感嘆しますね 最後の最後に主人公が一歩を踏み出して物語の終わりとしてはまぁいいんじゃないでしょうか この終わり方をどうするかが本作品で一番難しかったのではと思いました それにしても出てくる大人が誰も彼も無神経な干渉者でその癖無力というのは大人の身としてはなかなか身につまされますね

  • bbo********

    3.0

    子供の仲間意識

    子供同士の感情や仲間意識が、繊細に描かれてると思います。 主役の子は、純粋に友達に戻りたいのに戻れない。そんな葛藤と苛立ちと切なさが詰まった映画ですね。 盛り上がってくるけど、最後が少し消化不良でエンドロールだったので星3つ。

  • mai********

    4.0

    年の瀬の最後に素敵な作品に出会いました

    いつか来た道……… そんな風に感じてしまうのが悲しくはある。 人って成長しないんだなと。 繰り返し起こってしまうイジメという出来事に対して どんな風にアプローチしたら起こらなくなるのか… いつまでも解決しない課題なのかもしれませんね。 主人公の女の子がみせる表情が見ているこちらとして 辛いし、悲しいし、切ない。 でも懸命に考えて、悩んで、時には爆発して 自分なりに何か答えを探そうとする彼女の姿を応援したくなる。 結局答えが見つかったわけじゃない。 全てがうまくいったわけじゃない。 でも、ほんの少しだけ成長した彼女の姿が最後に見れて良かったです。

  • vam********

    5.0

    ネタバレ悲しい懐かしい、私達にもあったような幼少

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kot********

    4.0

    これほど「顔がイイ」映画、なかなかないよ

    ユン・ガウン監督に要注目、まちがいなく世界的な映画作家になる。 長編デビュー作とは思えない、とんでもない才能と実力に驚かされた。 是枝裕和監督から影響を受けたらしいが、はっきり言って「子役を輝かせる演出力」だけでなく、映画作家の総合力として、既に上回っているかもしれない。 おそるべき韓国映画界の新星。 物語としては、突飛な方向に行ったりせず、ジワジワと起こるべくして嫌な展開が起こる感じ。 ベタといえばベタだが、韓国映画らしい「感情を深く掘る」脚本術なのだろう。 今作の「子供のイジメ」という題材に関しては、適切な語り口だと思うが、僕の希望としては、ユン・ガウン監督にはヨーロッパに行って、『ELLE』のような大人の「感情の不可思議さ」を描くことに挑戦してみてほしい。 人間観察力と、それを脚本と演出で描ききる作家力が、ハンパじゃないのは実証済みなので、大人の物語でも傑作をものにするだろう。 - - - - とにかく、キャスティングが大成功。 主演のソン役チェ・スインちゃんを選び出した慧眼、監督の人間を見抜く力。 そして、その魅力を引き出す演出力。 映画の5割くらいはソンのアップだと思うが、これほどの時間、顔アップで画面がもつ役者は世界中いないんじゃないか、ずーーーっと観てられる顔。 ジアや他の子も良いけど、ソンが圧倒的なので一人勝ちかなと思っていたら、弟ユンが最後にとんでもない演技(?)を見せる。 僕の今年の主演女優賞と助演男優賞は決定かも。 例えば『アウトレイジ』など、役者の“イイ顔”を観るのは映画の醍醐味だが、本作はズバ抜けた“イイ顔”の傑作だ。 撮影が、優しくて強い。 もしかして、スタンダードのレンズ一種類しか使ってないんじゃないか?と思う。 シンプルだけど硬くない構図。 ボケと、カラフルだがくすんだ色彩がもたらす、色鉛筆のような柔らかな印象。 無用なカメラの移動や、クレーンの俯瞰や、広角での客観などはない。 徹底してソンの視点・立場・経験からカメラは離れない。 カメラの高さもソンの目線。 被写界深度の浅い画は、子供たちの表情の繊細な変化だけにフォーカスする。 ライティングも印象的。 窓辺に座るソンとジアの後姿に注ぐ夕陽のあたたかさ。 それがソンひとりになった時の寂しさ。 病室の空になったベッドを見つめる父にも夕陽が切なく陰を落とす。 編集はすでに妙技。 移動などの説明抜きで場面転換して、観客に少し「?」と思わせてから、わずかな会話などで展開を理解させる。 そして「ドッジボールの組決め」表情アップのながーーいカットで、始まり終わるという円環構造。 劇伴音楽も1ヶ所しか使っていなかったはず。 すでに「映画の文体」「語りのリズム」を完全に持っている。 マニキュアというモチーフ使いが巧み。 ピンクに染めるが剥げてきて…水色を塗るとまだらに混ざる…。 酒瓶で指を切りズタズタ…最後の最後にわずかにピンク色が残っている。 誰にでも解る、心の変化のメタファーとして用いるが、あざとさより素直に魅力を感じる。 面白いのは、ソン自身もこのメタファーを理解している事。 ピンクと水色で編んだブレスレットを2人に渡そうとするが、教室では最悪の仕打ちが待っているという悲劇の展開。 このように、演技と映画の各技術が素晴らしいため、物語を超えて、画の力が非常に心に響く。 ソンとジアが枕を並べて寝る暗い部屋、海に行こうとゆびきりしたツメに巻いたラップが、カサカサ音を立てる。 ラストカットの、画面の端と端に立ち尽くす、ソンとジア。 理屈抜きに、体が震えて唇を噛みしめずにはいられない力強いカットたち。 きっと、簡素な機材で撮影していると思うが、率直で実直なアプローチをすれば、CGとかクレーンとか金の掛かるものは必要なくて、本当に胸を打つ映像を創り出すことができるという勇気をくれる。 - - - - 心優しいお母さんでも、宗教に熱心なおばあちゃんでも、人生の苦味を知るお父さんでも、そして子供でもなく、「幼児」が一番大切な事を知っている、というラストは珍しいのではないか。 「子供に教わる」物語は星の数ほどあるだろうが、「幼児に教わる」というのは、あまり思い当たらない。 幼児特有の腕をクネクネ動かしながら、金言を吐く、弟ソンの生意気な表情が忘れられない。 「じゃあ、いつあそぶの?」

  • nn1********

    3.0

    一口寸評

    「いじめ」をテーマにした少女たちの成長譚。 ニュースで聞く日本の子どもたちのいじめの陰湿さは年々酷くなっているようだ。 昔のいじめはもっと牧歌的だった。こちらもまだかわいいほうだろう。 クラスで仲間外れの小学4年のソンは、夏休み直前に転校生ジアと出会い仲良しに。 ソンの家庭は共稼ぎ、ジアの方は裕福だが両親が離婚し祖母と暮らしている。 家庭環境や貧富の差などが、二人の仲に微妙な影を落としてゆく。 表情だけで感情を表現するソン役の演技に唸った。 韓国映画に優れた子役が多いのは、育成法がしっかりしているからなのだろうか? ソンの母親役も存在感たっぷりで気に入った(母性とユーモアのさじ加減が絶妙)。 女の子たちの揺れる心を繊細に描いた韓国映画とは思えぬほど抑えた語り口が好ましい。 ただ、この新鋭女性監督の演出、映像がTVドラマっぽくて、ちょっと退屈したことを告白しておく。 評価は3.5★。

  • isk********

    4.0

    ネタバレじゃあ、いつ遊ぶの?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mat********

    5.0

    少女たちの演技力に脱帽

    本当に秀作だと思った。大絶賛したい。 少女たち、とくに主役の女の子の演技力に驚かされた。 舞台は小学校。 4年生のソンが仲間はずれというイジメにあっている、という状況で物語が始まる。 作品はいじめた側、いじめられた側の心理描写が中心になる。 当然、親の責任、学校の管理問題、などということにつながるのだろうが、この作品はそういうことに一切触れず、少女たちの苦悩や葛藤などの描写に徹している。 そこに少女たちの家庭の事情や、貧富の格差というものが乗っかってくる。 これに少女たちが素晴らしい演技力で応える。 主人公のソンはもちろん、転校生のジアの演技力。これにクラスの主ともいえるボラの美少女ぶり。 そして監督はこれを全く無駄のない100分以内の作品に仕上げている。 本当に無駄がない。 劇中では学業や親のエゴで少女たちが苦悩するが音楽がとても優しくて、その調べがこちらの心を癒してくれる。 特に素晴らしいのはラスト。 胸がいっぱいになる。 今年の韓国映画でベストじゃないかな。 パンフ600円。買ってない。

  • fpd********

    4.0

    自分自身に向き合う映画

    何といっても、少女三人のその表情から言葉から、その演技にみせられました。不安、喜び、失意、嫉妬、痛みなど、微妙に複雑に変わりゆく様をみごとに映し出しています。決して人には言ってはいけない秘密、隠しておきたいこと、触れてほしくないことに容赦なく踏み込んでいく残酷さ、とともに一緒に居たいという渇望。なんとなく、自分自身の内面をつきつけられ、見たくない部分と対峙させられてしまう、そんな映画でした。

  • i_d********

    4.0

    気に入った人は「自虐の詩」も読んでほしい

    小学校のとき、自分の周りであったいじめの類は、この作品で描かれている以上に悲惨だったと思う。 本当に特定の子がはっきりとした理由なく無視されたり、煙たがられたり、汚物扱いされていた。 自分もそういう差別的ないやがらせを、正直楽しんでもいた。 本当に罪なき子どもの魂(というものがあるのなら?)それをふみにじっていた張本人だと思う。 しかし、中学にいってからは打って変わって、ソンのような扱いに耐え忍ぶ日々になった。 このとき小学校のときにした罪悪感に苛まれもした。早くこの日が終われ、早く一日が終わってくれ。 願い続けた。 心の中で自分を苦しめる奴らを殺しまくった。 なぜ、同じようなことをやっていた他の仲間たちはそのまま楽しい青春を送り、自分は因果応報を受けたのか。 それは15年たった今もわからない。 少なくとも今は他人にあのころのような振る舞いをしてはならない、と心の底から思っている。 だから、出てくる登場人物はみんな自分の一部にも思えたし、当時の周囲の人間たちでもあったと思う。 友情というものの美しさより、ぼくは友情の中毒性と突如訪れるマンネリの退廃に振り回されて来たほうだから、この作品が示してくれたラストの開放感には救われた。 もっと救われたのは業田良家の「自虐の詩」。 あの作品の主人公の暗い青春における友情には、この作品に連なる系譜を見た気がした。 とっても仲が良かったのに、それきりになった友だち。 裏切りあってもまた仲良くなれたのに、ぷっつり人生が離れてしまった友だち。 みんな元気かなあ?

  • da5********

    4.0

    ネタバレ「未熟な脚本家」と「優秀監督」を兼務か?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • mik********

    5.0

    のり巻きと色鉛筆

    静かな映画だけど、子供たちの世界を的確に描いており、どこか懐かしさを感じつつも現代的なテーマであり、かといって押し付ける訳でもない。 いじめという問題を扱っているが、これを社会とか周囲の大人のせいと大袈裟に告発するわけではない。あくまでも少女たちの目線で描かれている。それでいて彼女たちの微妙な関係が世界の縮図のようにも見えてくる。 最後も丸く収まるといった安易な終わり方にしていないところが余韻を残す。 少女たちを演じた子役たちはそれぞれ良いのだか、特にいじめっ子役の女の子の美少女ぶりが目を引く。

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