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マン・ダウン 戦士の約束 (2015)

MAN DOWN

監督
ディート・モンティエル
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3.34 / 評価:378件

戦争体験者は誰でも 心的外傷になる

  • asa***** さん
  • 2020年9月19日 18時20分
  • 閲覧数 99
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ことに軍人として戦場へ行った人は、誰も多かれ少なかれ、心的外傷(PTSD)を発症してしまうのだろう。

 主人公ガブリエルは、アフガニスタンにアメリカ軍として派遣され、後に合流しバディになった兄弟同様に育った親友デビーと行動を共にするが、一瞬のガブリエルの判断ミスから戦死させてしまう。ただ、絨毯に隠れていた子連れの女性が(レイプを恐れたかも知れないけれど)、発砲し反撃した事は、彼女が民間人かゲリラなのか判断が難しいところだけれど。

 さらにガブリエルに追い討ちをかけたのは、戦死した兄弟同様のデビーのバッグから出てきた「アフガニスタンへ出兵してから連絡が取れなくなっていた愛する美しい妻」とのチャットのアドレスだった。
 半信半疑ながら、パソコンに友のアドレスを入れると、出て来た妻の嬉しげな顔を見た時のガブリエルのショックといったら。

 そりゃ、冒頭のシーンから暗いトーンで進んでいくこの映画、途中から映画の中まで混乱した内容になって、帰還した生まれ故郷の街の様子さへ荒れ果てた戦場になるのだなぁ。そりゃあ、ガブリエルは愛する息子ジョナサンを救いに行きたくなるわなぁ。

 半狂乱になったガブラエルが、妻との不倫を許しデビー(元々バディーでアフガニスタンで亡くなった)の亡霊と、廃墟のような生まれ故郷を探しまわった末に、ついに息子と妻の居場所をつきとめる。
 混乱したガブリエルは、息子ジョナサンを連れ出した事により、最後は警察に射殺されてしまう。救いのない、ガブリエルの、まさしく無駄な死に、深く同情しました。

 「マンダウン」を見たら、自分の手で他人の生命を奪ってしまったらその罪の意識を忘れる事ができず心的外傷を発症してしまうのだ。

 「正義の為と称される戦争」が終わり、または派遣を終えて帰還したら、戦場での出来事をすっかり忘れてしまって「自分は正義の味方として、何事も無かったように日常生活に戻れること」など絶対に無いのだという事実が、よく理解できました。

 映画「マンダウン」は、とても重い内容の映画でした。

詳細評価

物語
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