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息の跡 (2016)

監督
小森はるか
  • みたいムービー 18
  • みたログ 39

3.65 / 評価:26件

監督は2人いる

  • @tkitamoto さん
  • 2021年4月13日 23時43分
  • 閲覧数 81
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

2021年4月、ポレポレ東中野にて鑑賞。
「息の跡」は、蓮實重彦がやたらと名前を出していたので、気になってはいたものの、観る機会に恵まれなかった。

確かに良い映画ではあるだろう。
だが、そこまで褒めるほどでもないのでは?というのが観たあとの率直な感想である。

監督は、まだ若い女性のようだが、この映画にとって、もうひとりの監督は主演であるところの種屋のご主人である。
このご主人のキャラクターや思想がこの映画の生命である。
撮影者はそれをいかに記録するかというポジションにあった。
そのふたりの、二人三脚によって、生まれた映画だと言えるだろう。

不可解なのは、このご主人の家族について一切描かれないことである。
一部奥さんがいるかのような発言があったように思うが、それでも、画面に出ることは一切ない。
家族に関することに踏み込まないという撮影上のルールがあったのかもしれないが、とても奇異に感じる。

反対にご主人がノスタルジックにならず、前向きに震災をバネに新しいことをはじめている姿がすばらしい。
ここに家族の姿が垣間見れるならば、印象が変化しただろう。
ただ、その家族がどのような境遇、立ち位置にいるかにもよるわけだが・・・。

ご主人にとってみれば、若い女性が自身を撮影してくれることで、話もはずんだ部分もあるように思う。
だが、ご主人の印象は映画のはじまりから終わりで変わることはない。

あまりにもご主人に寄り添いすぎているのが、この映画の弱点である。
ワタシには、この映画はまだ完成することなく、次作が用意されなければ、完結しないように思える。

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