3.0点
…あらすじは、横着をして、解説の次のとおりだけでいいいだろう。 『1963年11月22日、テキサス州ダラス。 パレードをしていたジョン・F・ケネディ大統領が、群衆とファーストレディであるジャクリーン(ナタリー・ポートマン)の目前で暗殺される。 父の死を理解できない子供たちと向き合いながら、彼女は葬儀の取り仕切り、リンドン・ジョンソン副大統領の大統領就任式への立ち会い、ホワイトハウスからの退去といった業務に追われる。 そんな中、亡き夫が過去の人として扱われていくことに憤りを覚えた彼女は……。』 ケネディ大統領の暗殺から葬儀までの4日間のジャッキーの心の移ろいが描かれていく。 哀しみに打ちひしがれる暇もなく、ジョンソン副大統領の大統領就任式への立ち会い、ホワイトハウスからの退去に追われるジャッキーは哀れだった。 でも、ファーストレディたる自恃を失うことなく、夫・ジョン・F・ケネディ大統領の葬儀を自分の思惑どおりに進めるのだった。 といっただけのストーリーなので聊か退屈気味だったが、ナタリー・ポートマンの演技は流石で見飽きなかったな。 特に神父(ジョン・ハート)と本音で語るシーンは印象に残った。 ジョン・ハート(享年77歳)と言えば、本作が遺作となってしまったのだな。 『エレファントマン(1980)』は強烈だったな。 改めてご冥福をお祈りいたします。 で、ジャッキーの話に戻すと、事件から5年後にギリシャの大富豪アリストテレス・オナシスと再婚したっけが、この時も驚かされたっけな~。 で、フルネームは、ジャクリーン・リー・ブーヴィエ・ケネディ・オナシスとなる。 出来れば、この辺りまで話を広げて欲しかったな。 暗殺と言えば、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件の5年後の1968年に、弟のロバート・ケネディも大統領選挙キャンペーン中に暗殺されてしまうのだった。 両親の悲しみたるや、想像を絶するものがあっただろう。 話があちこち飛んでしまったが、ストーリー的には平板で淡々とした流れだったが、ナタリー・ポートマンの演技ありきの作品で、一見の価値はありの3.2点といったところかな。 それにしても、ジャッキーのヘビースモーカーぶりに一番驚かされたことでもあった。 (メモ 総レビュー数:1994件、2018年度179作品目)