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グッド・ネイバー (2016)

THE GOOD NEIGHBOR

監督
カスラ・ファラハニ
  • みたいムービー 13
  • みたログ 189

3.51 / 評価:146件

アルバート坊やと文春砲

  • mel***** さん
  • 2018年1月21日 3時07分
  • 閲覧数 1485
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

[ストーリー]
ドキュメンタリー映画を制作する少年2人は、隣人の偏屈爺さんに、怪奇現象を仕掛け、その様子を隠し撮りすることにする。

勝手に動く扉・理由もなく下がる室温・独りでに鳴るレコード…。

連続するポルターガイスト現象に遭った爺さんは、通報することなく、地下室に籠もるようになる。

「毒殺した妻の死体を隠している」

そう確信した少年は、爺さん宅に侵入し、地下室へと行く。
だが、そこに死体はなく、あったのはアンティークの鈴。


[ネタバレ]
最愛の妻を亡くした爺さんは、寂しさから怒りっぽく、偏屈な嫌われ老人になっただけ。
少年らの悪質なイタズラに怯えたのではなく、生前の妻との生活を思い出し、怪奇現象が亡き妻からの呼びかけだと感じていた。
結果、爺さんは、天国の妻を独りにしまいと、自殺する。

一方、少年らは軽微な罰に問われただけで終わる。



[人は見たいものを見る]
爺さんに対する少年の怨恨、爺さんの社交性の無さが、「こんなジィジイを懲らしめろ」或いは「絶対に悪人だ」とミスリードする。

しかし、ラストで爺さんの事情と、卵の殻のように脆い優しさに、客観的に考えることの難しさに愕然とする。

この映画を観たのが、折しも、週刊誌が音楽プロデューサーの「不倫」を暴いたと報じられていたタイミング。
無責任なマスコミが騒げば、あたかもそれが事実だと誤認し、制裁を加えたい衝動を抑えられない自分は、この映画の少年と何ら変わりない、下品な観客である。

ラストシーン、少年は有罪になりながらも、不適な笑みでカメラの前に立つ。
週刊誌の記者が同じだとは思いたくないが、これからは下世話な暴露だけで目立ち続けず、公益性の高い暴露を期待する。
(例えば、国民に公開しない検察庁の会見の様子を暴露するとか、性犯罪を犯して実名も公表せず依願退職する警察官の実名暴露とか、暴くべき闇は幾らでもあると思うが)。


話がかなり逸れたが、パッケージの印象とは異なる、社会派な良作だった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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