2017年3月25日公開

未来よ こんにちは

L'AVENIR/THINGS TO COME

PG121022017年3月25日公開
未来よ こんにちは
3.4

/ 201

13%
29%
45%
8%
5%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(44件)


  • oce********

    4.0

    気丈なり

    ナタリーは大学教授として哲学書を読みふける幸せな日々。 ところが認知症の母が介護扱いになり、夫は浮気をし、仕事にも陰りが。 疲れた40代の女性の人生に転機が訪れ、その様をどう切り開いていくのかが描かれる。 弱気なところもあるのだが、演じるイザベル・ユペールはほとんど焦らない。 夫が出て行っても、あっそうとばかりに毎日の行いは変わらない。 悪いこともあれば、良いこともある。 そういった日常をあっけらかんと見せてくれる。 ラストは幸せそうな歌声が聞こえてくるのに安堵する。

  • スーザン

    3.0

    中年フランス女は多忙なり。

    ヒロインが哲学者なので哲学的な話がわんさか出てくるが、そこはスルー。 子供は独立、よそに女をつくった夫とは離婚、世話をしていた母は亡くなり、生活がどんどん変化してゆく年代。 身軽になったが忙しい彼女の日常。 イザベル・ユペールが行ったり来たり。 パンツスタイルだと、独特の歩き方が強調されます。

  • ☆希望の星☆

    4.0

    フランス語が心地よい哲学的映画

    イザベル・ユペールはなかなかステキな女優さん 日常の出来事に誠実に向かう姿に共感もし 応援もしてしまう 辛い時 教え子が訪ねてきてくれるだけで笑顔のなれる 私も体験済み 主人公が人生をどう生きていくか 学生に哲学の授業の中で語っていた 考えことの基盤を作るためにも必要だ 日常の雑事に疲れたり 思わぬ感情に揺れ動きながらも 生きることを投げ出さないためにも 音楽 映像に☆進呈

  • レオン

    4.0

    現実の物語

    主人公のナタリーは哲学の教師を除けば、妻であり母であり平穏な家庭を営んでいた。現代では当たり前の親の介護もこなしながら、仕事をしていた。それが死ぬまで一緒だと思っていた夫から裏切られ、突然一人の人生を生きなくてはならなくなる。泣いたりわめいてりしないから、淡々と生活をしてるのが、より辛く思え、一人バスに揺られ伝う涙も拭わずに外を見ている姿や、教え子の住む山に行っても、夜ベッドで、一人猫を抱きながら泣く姿を見て、抱きしめてやらずにいられなかった。若くもなく、年寄りでもなく、そんな女が一人になってしまったらこれからどう生きていくのか。最後にナタリーが産まれたばかりの孫を抱いているのをみて、彼女の希望がみえた。きっと彼女は人を育てることに希望をみいだしたのではないかと。

  • arl********

    2.0

    淡々と

    熟年女性哲学教授の日常を淡々と描きました。つまらない映画です。

  • kaw********

    3.0

    これからのこと

    妙に評価の高い映画だったので、上映当時見たが、全く面白くなかった。今度見直して、全く印象が違っていたのに驚いた。わが心境の変化か、音楽がいい。夫の趣味のクラッシックと、教え子(愛弟子)の好きなヘンテコ音楽。  フランスの高校の授業レベルの高さ、授業の自由さは印象に残っていたが、出版社との駆け引き下手、学生の主張に耳を貸さない様子を、ただの頑なさと受け止めていた。夫への関心が学問的ライバル意識のみになっていたという描写はすっかり忘れていた。食事の後片付けを一緒にやっている描写は覚えていたのに。今となっては、様々な桎梏、母からの期待に応えた私から解放され、ではどうするか、それは新しい出発なのだ、と理解できる。理解できなかったことが気になっていた映画だった。

  • まめしま

    2.0

    退屈しのぎに見る映画

    何が良いのか分からないです。 フランス人が嫌いなせいか人間味が感じられないパサパサした映画でした。 選曲もクソです。 唯一、みんな演技が上手くて楽に見られみした。

  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレ船の中の女 家族会議に

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • あき

    3.0

    かっこいい女性像

    「エル」のイザベルユベールがまたまたさっそうとした年配女性像を体現。哲学教師ということで作中には難解な哲学の話もふんだんにありますが、私生活での介護や離婚といった不幸を経ても、さっそうと生活するさまが人生に希望をあたえてくれます。

  • m_m********

    3.0

    自由=孤独

    むなしい気持ちになる映画だった。 どの登場人物も、誰も主人公を愛していない。 母親から解放され、夫から解放され、子供から解放され、 自由になるにつれ、どんどん孤独になっていく。 自由は、生きやすいようで、寂しい。 子育てを卒業した女性のリアルがよく描かれた作品だと思う。

  • low********

    3.0

    毎日が大忙し

    40も過ぎれば、親の面倒、自分の面倒、仕事、子供と色々忙しいが、全てをやりくりしなければならない。日々忙しいのだ。

  • has********

    4.0

    ネタバレ連続的であるが普遍的 哲学が難解

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • aka********

    4.0

    ユペール、いいですねえ。

    劇場公開時、見損ねていて、最近ようやく観賞できました。 ユペールを初めて観たのは8人の女たちでしたが、あれからなんとなく追いかけていますが、この作品はまさにユペール!無機質なのにセクシーさが見え隠れする…年齢を超えて憧れます。 フランス映画で、哲学の教師が主人公なので、抽象的なものが苦手な人にはオススメできません。そうでないなら、ぜひ観てください!ユペールファンなら、外さないで必見! そうそう、音楽も良かったんです。シューベルトの歌曲、エンディングに流れるアンチェインドメロディ…聞き所です!

  • zxc********

    5.0

    惚れ惚れするヒロイン

    観ていて気持ちがいい。 主人公の凛とした生き様に惚れる。 フランス映画らしい作品と言えるが、フランス映画が苦手な人、 ユペールが嫌いな人にも今作ばかりは薦めたい。その点は後述する。 主人公は哲学を教える教師、ナタリー。 フランス映画を観ていると、度々、哲学という学問が登場する。 日本では授業時間数も僅かでちょっとマイナーな学問。 魅力はあるが、生きていくのに不必要な理屈と思われているかもしれない。 だがこの映画を観ていると、哲学は人に宿る「生きた学問」なのだと気づかされる。 印象的なシーンがある。 ナタリーは本をとても大切にしている。 部屋には本がぎっしりと美しく並んでいる。 ナタリーはその一冊一冊、一行一行をよく記憶している。 長年連れ添った夫婦が別れるとき財産分与をするが、ナタリーは真っ先に本の話をする。本を分かつ事は、財産を分かつ事。本こそが宝物なのだ。 ナタリーの人生に、なぜか不運が重なる。 社会情勢も不安定で、テロや学生デモの影響で、公私ともに落ち着かない。 だが、そんな一切にナタリーは影響を受けない。そこが凄い。 誰しもが「悔しい」「悲しい」と思わずにはいられない状況。 だがナタリーは、負の感情とは付き合わない。 たえず賢明であることだけを自分に課し、淡々と前進する。 大好きだった思い出の詰まった夏の別荘。何年間も手塩にかけた庭。 それさえもあっさりと手放す。何一つ求めず、夫の新しい妻に譲り渡す。 自分軸をしっかりと持って、ブレない、振り返らない、甘えない。 愚痴らない、嘆かない、誰のことも非難しない。 自分に同情せず、誰にも理解を求めない。労いや謝罪なんかも要求しない。 だが必死になるわけでもないし、無理に明るく振る舞ったりもしない。 ただいつもどおりに、時間どおりに、人生を進めていく。 それがどんなに難しいことか。 それこそノイローゼになったり、鬱になったりするのが普通ではないだろうか。 自分の頭で考える習慣を持つこと。それができる若者を育てること。 ナタリーは特別に何か活躍するわけではないが、地味に凄いのだ。 なぜそんな事ができるのか?ナタリーを支えているのが哲学だ。 単なる知識や理屈ではなく、人生の荒波を乗り越えるための生きる知恵として、彼女の細胞のひとつひとつに染みわたり、息づいている。 対照的なのがテロだ。彼らには盲目的な信仰があっても哲学がない。 ここから余談だが、フランス映画は難解で退屈と言う声がある。 フランス映画が好きな私でも、その気持ちはちょっとわかる。 私は監督の野心が透けて見える映画が好きではない。 奇をてらう。そんなある種の挑発が不快なのだ。 生憎そんな事で感心してしまうほど初心でもない。 だがこの作品には、そんな厭らしさがない。監督のミア・ハンセン=ラブは若いのに素直で成熟している。 イザベル・ユペールという女優もそれほど好きではなかった。 世界中が尊敬する女優であることは勿論知っている。 長いキャリアでも浮き沈みがなく、60代にして「旬」を迎えている。 ニコール・キッドマンはひざまずいて、その手にキスをしていた。 名優であることは否定しようもないが、’好み’かどうかは別で、ともすればストイックで神経質に見えてしまうユペールが苦手だった。 だが今作では清々しく見える。オスカー候補になった『ELLE』よりずっといい。

  • yab********

    5.0

    自分の頭で考える若者を育てたいだけ

     イザベル・ユベール64歳。相変らず毅然として若くて美しい。いつでも背筋をぴんと張っていて姿勢がいい。取り合えず前を向いて歩こう。そんな高校の哲学教師を好演している。  とにかく踏んだり蹴ったり。認知症の最愛の母親が死に、旦那は浮気し、新しい女性と一緒になり家を出ていく。  出版社との契約は打ち切られ、一番弟子の優秀な教え子は田舎の共同生活で、食うのにやっとという感じ。  人生の歯車が急に狂ってくる。それでもいやけにならない。何とか背筋をぴーんと立てて、やり過ごしていく。  飄々としていれば、周囲も暗くはならないし、お互い幸せな気分になれる。  嫌なことは忘れて、自分の元から去っていた人間は、けっして後を追わない。そして、自分を慕ってくる人間にはそれなりの愛情を注いでいく。  そんな彼女の生き方は哲学を教えるというより、自らの人生哲学を自分なりに謳歌しているように思える。  彼女の優秀な教え子と彼女の会話に、彼女の生き方を見る。  教え子は、自分に対するやるせなさを彼女に嘆く。  「価値観を変えるほどの行動はせず、生き方を変えるほどの思想も持たない。デモや請願もすれば政治参加した気になって、良心を痛めずに暮らせる都合のいい人だ」。  彼女はすかさずこう返す。  「革命が目標ではないわ。自分の頭で考える若者を育てたいだけ」。  思想や革命と自分の私生活のギャップに対して悩む教え子に対して、とにかく考える力が大切だと説く。  そうかと思うと、教え子と女性とのキスシーンを垣間見て、ひとりベットで泣きじゃくる。  イザベル・ユベールの年齢を感じさせない可愛らしさに、思わずほくそ笑んでしまった。

  • ubo********

    1.0

    おどろくほど退屈

    とにかく退屈。 これも映画でした。

  • you********

    2.0

    イザベルはすごくすてきだけど。

    イザベル・ユペール、すごくかっこいいです。あこがれます。 ただ映画を観ると、フランスと日本の違いもあるのかもしれないけれど、わたしからみると羨ましいほどの境遇で、いまひとつ感情移入はできなかった。 フランス人の哲学的な会話にはいつも感心させられるし、田舎の風景や日常にあふれる物音、ナタリーのカツカツという足音など魅力的だけれど、どこか真実をよそおったようなところがあって、映画自体は好きになれないと思いました。 イザベル・ユペールを観たいのなら、おすすめです。彼女はほんとにすてき。

  • fg9********

    4.0

    ユベールのために撮られた作品そのもの

     …あらすじは、横着をして、解説の次のとおり。  『教師の夫と巣立っていった2人の子供を持ち、自身も高校で哲学を教えているナタリー(イザベル・ユペール)。  高齢の母親を世話しながら、哲学書の執筆に忙しくしている状況で、夫が別に付き合っている女性がいたことがわかる。  夫に彼女と生活を共にすると告げられてあぜんとしていると、今度は母親が亡くなってしまい、さらには付き合いの長かった出版社からも契約を打ち切られる。  バカンスシーズン直前にひとりぼっちになってしまったナタリーは……。』  夫の浮気にナタリーは気付いていなかったが、娘が気付いていて、その娘が父親に正直に話したら……と言うのだった。  で、夫は、おずおずと他に好きな人が出来たことをナタリーに話すのだが、痴話喧嘩になるのかと思ったら、ナタリーは「私に話すことなの?黙っていればイイのに……」と涼しい顔で言うのだった。  やがて、散々我が儘を言って困らせてきたナタリーの認知症気味の母親も施設へ入所することを受け入れるのだった。  で、母親はパンドラというブラック・ニャンコを飼っていたので、ナタリーは猫アレルギーであるにも関わらずパンドラを飼う羽目に陥るのだった。  でも、子供たちも独立し、夫にも去られておひとり様になってしまったナタリーにとって唯一の煩いもの(慰め)になるのだった。  おひとり様のナタリーは、かつての教え子のファビアンと仲間が暮らすコミュニティへとパンドラを連れて訪れたが、夜にはパンドラが逃げ出して大騒ぎになるし、ナタリーを尊敬していた筈のファビアンに考え方の違いを指摘されたりもするのだった。  やがて、母親が施設で亡くなったという訃報が届く。  葬儀は滞りなく済み、帰りのバスの中でこれまで溜まっていた涙を流すシーンは切なかったな。  でも、バスの窓外に元夫と恋人らしき女性が楽しそうにデートをしている姿を目撃して「嘘でしょ!」と叫ぶ様子は可笑しかったな。  そんなこんながあって、娘に赤ちゃんが生まれるのだが、その赤ちゃんを『未来よ こんにちは』とばかりに抱き締めて幕を閉じるラストは爽やかだったな。  全編出ずっぱりのユベールが兎に角ちょっぴりガニ股気味でツカツカと歩き回り、御年60歳超えとはとても思えない溌剌ぶりだった。  知的で、老いてなおセクシーなユベールのために撮られた作品そのものだった。  ナタリーは生徒たちにルソーの次の言葉を引用していたっけな。  「人生は欲望があれば、幸福でなくても期待で生きられる。幸福を手に入れる前こそが幸せなのだ。」  十分に胸に染み込む言葉だったが、フランスの高校生は随分と高邁な授業を受けているものだと驚いた。  要するに、停滞している暇があったら、取り敢えずは前へ進めということなのだろう。  原題は『L’AVENIR(未来)、英題=THINGS TO COME』で、邦題の『未来よ こんにちは』もなかなか洒落ているが、本作上映前の上野千鶴子と湯川玲子のトークショーで、上野千鶴子が次のように言ったとか……。  「未来は、誰にだって初体験」  含蓄のある言葉だな~。  音楽も素敵で、ドノヴァンの歌声を久しぶりで聴けたのは嬉しかったし、エンディングの「アンチェインド・メロディー」もイカッタな。  もう一度言うが、イザベル・ユペールのために撮られた作品で、非常に心に染みる見応えのある作品だった。  (メモ 総レビュー数:2895件、2018年度:80作品目)

  • nn1********

    5.0

    一口寸評

    イザベル・ユペールは、フランスの知性そのものである。 高校の哲学教師を演じる彼女の演技、言動に惚れ惚れした。 日本には彼女に匹敵するインテリ女優が見当たらないのが残念である。 仕事も家庭も頑張ってきた熟年のナタリー(ユペール)は、25年連れ添った同業の夫に突然浮気を告白され離婚、手のかかった母は死に、娘、息子は独立しついにお一人様に。 孤独=自由とばかりに教え子が住む山奥のコミューンを訪ねたりするが…。 夫君のオリヴィエ・アサイヤス監督を凌ぐほどの力をつけた、女優上がりの監督の現時点での最高傑作だろう。 それにしても、フランスの高校の授業の質の高さには驚く。 自分の頭で考えようとしない、責任感のない軽薄な人間が、日本に溢れるわけだ。

  • mnk********

    4.0

    イザベルでなければ

    熟年世代の女性映画というのかストーリーを語れ と言われると困ってしまう作品です。 とにかくイザベル・ユペールが観ているだけで おもしろい。 『エル』は存在が妖しさを導いた演技なら、 「未来よ こんにちは」はアグレッシブルに生きる ことで日常の孤独と未来を調和させようとして いる生きざまとでもいいますか。 ずっと一緒にいると思っていた夫が若い恋人と 暮らすことになりベッドで泣くこともあれば、 映画館で隣に座った男に口説かれたり。 (痴漢描写かと思いきや、映画の途中に席をたった ヒロインは人混みではなく薄暗い路地へ。追い かけてきた男は『美しい』と口説くので、これも フランス流の出会いのスタイルなのかも。 そういえば路上のセクハラ禁止とフランスの ニュースで知ったが、こんな出会いのスタイルも あるのか。) まだまだ女は棄てたものではないと肩肘張るのではない、自然体でいるイザベル・ユペールの愉快さに魅了されたのですが、 さて他の女優だったら退屈で寝ていたかも。

1 ページ/3 ページ中