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名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) (2017)

監督
静野孔文
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  • みたログ 6,144

3.78 / 評価:5,146件

刑事コロンボ、知ってる?

  • yuw***** さん
  • 2019年6月3日 10時30分
  • 閲覧数 398
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

まず、コナン映画の制作陣へ。(青山もかな)
コロンボ、知ってる?あれは、最初っから犯人がわかってるんだよ。なのに、見せる、見せる。トリック(または突発的な犯行だけど偶然が重なったもの)を、コロンボがちまちまと丁寧に紐解いていく。主に、人間の行動観察眼を使って。それがとっってもおもしろい。犯人じゃない人間の態度と、犯人の態度の対比がすっごくおもしろい。コロンボのすっとぼける態度がまた良い。

まあ、原作の青山の漫画はまだいい。あのジョディ先生(?)をさもベルモッド(?)みたいに描いてたのにはちょっと腹が立ったが。あとあのメイドの女の子を吸血鬼みたいに描いてたところも。
けど、ここはまあいいよ。「こういう人なんだ」と諦めて済む範囲だよ。読者を食いつかせるためのテクニックなんだろうし。ただ「誰がラムでしょう」が始まって時は「また?」とちょっとげんなりしたけど。

映画制作陣はちょっとまずいと思う。2時間前後の限られた時間内に、「予想外の展開」を用意しすぎ。古いのはまだマシな気がする。ここ数年のがひどい。
詰め込みすぎ。味わう暇がない。せっかくのいいアニメーションの動きを、前後のごちゃごちゃで潰したりしてる。「予想外の展開」のために、なんだか膨大になってごっちゃごちゃになってて、見てると疲れる作品になってると思う。

特にこの「から紅」。星1点にしたけど、これまでレビューした星1点のどの映画よりも劣る。もしも映画の制作教室(?)とかあったら「こんなふうに作らないようにしましょう」と悪いお手本として効果的かも。
とにかく詰め込みすぎ。作画スタッフの努力を無駄にしてる。シーン同士が互いに潰しあってるみたい。
私は専門じゃないから「何が悪かったのか」が漠然としてるけど。
初っ端から説明てんこもりが続いてるせいかな。
もはや子供をターゲットにしてないのかな?大人に言い訳するためにくどくど説明入れてる?「突っ込みどころ満載~」と言われるのを回避しようとした結果なのかな?

あ、「欲張りすぎ」とも感じてる。近年のコナン映画。
「大人にも子供にも楽しめる」
「推理もアクションも楽しめる」
本作なら「百人一首とその背景も」かな。

この映画見てる時ずっと「五月蠅い」と思った。
セリフも、シーンも。
主役2人の見せ場だけは「静」で良かったけど、すごく短かった。それの前は最高に「ただただ五月蠅かった」し。何が何だかしっちゃかめっちゃかで。
なんだかもったいない。染みるシーンもいくつかあったのに。味わってる暇がない感じだった。

あと、近年のコナン映画、スケールを大きくしようとしすぎてる。
そして犯行のスケールも無駄に大きい。
そっちじゃなくて人間の内面のほうに行ってもおもしろいと思うんだけど。
原作にもよくあるけど、行動心理学みたいな方向とか。そっちに焦点をしぼればどうかな、なんて当てずっぼで言ってるけど。

あ、ちなみに私はコナンファンじゃない。コナン好きな人に近年映画に誘われたりしてるだけ。

けど、この「から紅」だけは誘われなかった。
映画館で観なくてよかったと思った。

詳細評価

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