作品レビュー(175件)
- ムービークリニック
3.0点
家族のいざこざをメインにそれぞれの家庭を持つ子供たちの事情を納得させながらも実家の両親には出来るだけ関わりたくない姿を『東京物語』風にアレンジして、爺さんのわがままざんまいと頑固さが渥美清の寅さんを彷彿させる。 今回は爺さんの危なっかしい車の運転で実際には事故も起こしちゃってる事実から、免許返納を迫るという家族会議がメイン。 この爺さんの抵抗ぶりが実に強引で憎らしいのだ。まるで寅さんのふてくされと猪突猛進の強引さが思い出させる。 ここで安心感と安らぎを与えてくれるのが、末っ子の息子の嫁の蒼井優である。 演じる紀子さんは、看護師であり実に優しい。実の子たちは言いたいことは言うし親譲りか物事の強引さは兄弟どれも同じ。その中で看護師の振る舞いを交えて接する紀子さんはほのぼので気持ちいい。 ふてくされて怒っている爺さんの背中をさするシーンは実に看護師らしい。普通の人はこんなことできないよね。 ここから物語は激しく転換。爺さんの高校時代の同級生と突如再会。 お金持ちの家柄からどん底に陥った同級生の信念と悲哀が入り混じる人情劇になっていくのだ。この辺は昭和の浪花節のよう。舞台は平成のようだがこの辺の昭和感は監督の好みであろう。 テーマは無縁社会。孤独の世界。 少子化や高齢化。昭和中期から増え続けた核家族化。 この物語では、突然死した同級生の身寄りのなさに主人公の爺さんが行政の福祉課で行なわれる火葬に立ち会ってやろうという美談が繰り広げられます。 しかし爺さんは息子家族と孫に囲まれて暮らす。その姿を見て羨む同級生の言葉が重くのしかかります。 劇中は、まだまだガラケーの時代背景。ネット社会の前の様子。 ネット社会が便利さと引き換えに無縁社会を増幅させているように感じさせます。
- jmk236
3.0点
ネタバレクソみたいな団塊ジジイ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - aki********
4.0点
と、感じます。 老いてなお水準をキープしている監督は、さすが。 渥美清という最強キャラが居ないので、男はつらいよには、及ぶべくもありませんが、それなりに観客目線で面白く作られてる。 かの黒澤にしても、とかく芸術家は年を経るごとに作品が内省化してしまう。つまり、分かる人には分かる、分からない人にはナニコレ?みたいな。 その点、山田監督は映画は娯楽という精神が1ミリも動いてない、そう感じます。 願わくはもっとキャラの立った役者が欲しかったかな〜。
- hamo
1.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - sib********
1.0点
役者さんたちがセリフのやりとりをしてるだけのもので不自然でもなんでもおかまいなしという学芸会レベルの作品
- yor********
4.0点
映画の中で、就労と、生活の保護に、付いての語りが、有ったけども、本邦での定義は、憲法の通り。 日本国 憲法 昭和二十二年五月三日 第二十五条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。 二項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。 第二十七条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。 二項 賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。 三項 児童は、これを酷使してはならない。
- たーちゃん
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - カリブソング
4.0点
現代を舞台にしての往年の感覚のコメディー。そこをわかって観ると楽しめる。橋爪功のハチャメチャぶりが面白い(^.^)
- とし
3.0点
2020年5月2日 #家族はつらいよ2 鑑賞 今回のお話は、高齢者の運転、高齢者の仕事、孤独死・・・・・ 悲しすぎるテーマをコメディで描いてます。 最近の #山田洋次 ファミリー総出演の映画 #林家こぶ平 さんが出てるとコメディ色が強くなりすぎる気がする。 昭和が好きな方にオススメの映画です。
- mar********
2.0点
ネタバレ素直に笑えなかった
このレビューにはネタバレが含まれています。 - tk********
3.0点
山田洋次の『家族はつらいよ』の続編、キャストも前作から変わらずです。 高齢者ドライバー、高齢者の孤独死を扱ってはいるものの深入りはせず、相変わらず昭和感満載のかるーいコメディ作品でした。 前作よりは笑えるポイントが多く、それなりに楽しめましたが、やっぱり設定が古すぎでリアリティに欠けますね。 池袋の暴走事故の後だと高齢者ドライバー問題もちょっと笑えない感じではありますが・・・。 本作は林家正蔵が光ってました。
- kus********
4.0点
シリーズになると同じ設定で話が進む、それが心地よいのだろうな…(笑) 今作はそれなり平凡な話で連ドラを見るような感じだったかな。 高齢化社会を反映してるのがちょっと寂しさも感じさせられて…(笑) この映画の中で亡くなる父親の友人みたいな孤独な老人は今の日本では全然珍しくもないと思います。 それどころか自分も将来そんな風になりそうだなと予感させられてさらに寂しかったですね…
- mik********
1.0点
最後の銀杏爆発で笑えますか? 最初から最後まで苦痛の作品。旧ソ連の映画かよ! 全く気分の悪い作品。 キャストもストーリーも最低。 演技へたくそすぎ!
- mik********
5.0点
高齢者の危機な運転マナーと、父親の友人の急死したら、救急車?警察に引き取るのか?という2つをメインとしながらも、家族の大騒動の一部始終をコメディ風ながらも真面目なヒューマンドラマらしさが出たし、ラストの葬儀のシーンは、まじめな風がよかったね。
- mad********
3.0点
三世代同居での従順な嫁、 親と更にその親(しかも認知症自宅介護)との同居を申し出る若い夫、 風呂に入るのに自分のパンツも持って行かず家族に用意させるジジィ。 兄弟集合の号令にその嫁や婿一人残らず万障繰り合わせ全員集合とか まず無いわ。 いかにも古い昭和の人の作る作品ですね。 この映画を見て《どこにでもありそうな家庭》と感じる人は70歳以上じゃないかな。
- drm********
2.0点
特段、面白いところがあるわけでもなく…。 高齢者の事故が増えてるなかでこの話題とは…ちょっとばかり、コンプライアンスのことも考えたりなんかして…。 これだけ死亡事故やコンビニに突っ込んで怪我人とかやってるのにね… それをあんまりおかしい方向でやる必要はあまり感じなかった。 それ以外は…うーん…後半、人情話に無理やり持っていっているのだけれど、そもそもやましいことが前提のことだからなぁ…。 いまいち話に乗れなかった。
- nyj********
5.0点
今の時代、家族はこうあって欲しい。そういう思いが残る映画です。問題になってきている高齢者運転を主として、古き学生時代の友との再会、年取ってきた自覚、家族のいたわり、いろんなエピソードを加えた山田洋次らしい、松竹映画らしい良い作品です。
- gor********
3.0点
いやぁ、辛い現実だなぁ。 でも、確実に前作より面白くなってる。 3できるといいな。 今回はうなぎ食べれてよかったかも。
- ain********
4.0点
昔じゃ当たり前だった三世代同居と、家族の絆だけど、今はほとんどない事からの、リアルさが逆に受ける土壌があるように思う。 このメンツでずっとシリーズ化してほしい。
- bpp********
2.0点
相変わらずのお寒い喜劇。最後も上手くまとまってない。構成が丁寧なのと下手に感動に持っていかなかったのは評価出来る。 まぁお歳を召した方々だけに向けた娯楽なのでこれで良いんだろうが前作の方が物語としてしっかりしてたので残念。