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スプリング、ハズ、カム (2017)

監督
吉野竜平
  • みたいムービー 59
  • みたログ 150

3.91 / 評価:122件

アンチテーゼ

  • kou***** さん
  • 2020年12月30日 20時43分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

広島在住と言う事で少し興味が湧き監督さんには申し訳ないのですが正直退屈しのぎに見始めました。
奥さんを娘の出産と同時に亡くした父親が東京の大学に進学したその一人娘の部屋探しを二人ですると言う話しで大きな盛り上がりやどんでん返しみたいな展開は全くなく至ってシンプルなお話しで普通なら途中で退出するパターンなのですが最後まで飽きることなく見てしまいました。
自分にも一人娘がおりやはり東京に一人暮らしをしていますがこの素直な気立てのいい娘さんとは全然違うタイプなのでこの話しに共感できるかと言えばそうでもなく寧ろ綺麗事のようにも思えました。
では何故最後まで飽きずに見れたかと言うと劇中のおしゃべりでややお節介な大家さんのおばあちゃんや東京03の角田晃広演じる不動産屋(その03の不動産やのコントとほとんど同じキャラで笑えた)これまたほぼ西村京太郎ミステリーの山村紅葉のドラマのロケに遭遇する場面、インドの結婚式に同席してしまうエピソードなどどれも地味ながら実に味わい深く心地良かったからだと思います。

この前述した映画として盛り上がりの乏しい佇まいは、大どんでん返しや無理やり感動的な展開に持って行こうとする今時の安易な映画に対する監督の強いアンチテーゼのように思われたのは私だけでしょうか?

何度も地味だ盛り上がりがないと書きましたが今年(2020年末)最後にとてもいい映画を見る事ができて監督さんや役者さんに感謝しています。
特に今まで存じ上げなかったのですが初主演の柳家喬太郎さんの広島弁は広島の方かと思うくらい自然でその演技に次第に引き込まれました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
  • コミカル
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