原作厨ですみません。。。
- iro***** さん
- 2020年8月21日 8時06分
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以前から主題歌のMVがとても好きで、期待して映画を観たのですが、私の肌には少し合わない内容でした。
先生やなずなが性的目線で描かれ過ぎていたり、なずなの養父が典道を殴るシーンがあることに気分が悪くなりました。
ですが、これは30代後半の頭の固いおっさんである私の印象に過ぎず、10代前半の、特に男の子が観たら、もしかしたら分かりやすいエロスにドキドキできたり、「なずなの養父」という「壁」を(タイムトラベル後に殴られるのを避けることで)「乗り越える」という冒険要素的なものとしてスカッとするものなのかもしれないな、と思いました。
映画への期待が大きかっただけに個人的には残念で、「アニメ化までされた原作は良いものだったのだろうか」という思いから原作ドラマを観てみたのですが、原作ドラマには非常に感動しました。アニメでは違和感を感じるシーンが多かったのですが、それらが原作ドラマではきれいな形で表現されていて、賞を受賞したのも納得だなと思いました。
何より、放送当時に流行っていたゲームやアニメ、女優の小ネタに、ノスタルジーを感じてなりませんでした。
そして、感動の勢いで、岩井監督の初期プロットを基にした短い小説を読んだのですが、更に感動してしまいました。小説ではタイムトラベルも「if」展開も取っ払われて、とても自然な形で原作ドラマの世界が描かれていて、なずなと典道の関係や典道の心情がより丁寧に表現されており、唸って称賛したくなるような美しい小説でした。
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