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話す犬を、放す
2017年3月11日公開

話す犬を、放す

842017年3月11日公開

mai********

3.0

夢と、現実と

レビー小体型認知症 こういう形の認知症というものがあるのかと。 その症状の一端を知る良い機会になる作品でした。 それを見ることを、語られて聞く側にとっては それが認知症と診断されるまでは明るく笑い話にしてしまいたくなるような 感じもありますが 見てしまう人の立場になると… 診断後の周囲の人の立場になると… どうしても深刻に重苦しく感じてしまうし、悩んでしまう。 見えてしまう幻を 追いかけても追いかけても届かない夢と重ね合わせたら どちらも辛いものになりそうで それを真剣に考えれば考えるほど、より深刻になってしまうけれど ほんの少しだけチカラを抜いてみたら 現実も、見える風景もちょっと違って見えるかもしれません ヒロインは女優としての仕事を手放して 母と向き合う事を選択しましたが そのことが決して後ろ向きの選択ではなく 心のどこかに清々しさが見えるようなものでした。 難しいことも 困難な状況も 心の余裕を持てたなら笑顔になれる。 そんなことをちょこっとだけ感じました。

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