あらすじ・解説
第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、妻(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。
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予告編・動画
作品レビュー(647件)
- 伊佐山部長
5.0点
ネタバレたとえ死のかげの谷を歩むとも
このレビューにはネタバレが含まれています。 - もこ
4.0点
戦争なんてクソ喰らえだ。 人間が見るも無惨も酷い死に方をしていく。なんて世界だ‥‥ デズモンドかっこよかったです。 負傷した戦士達は彼が神のように見えた事でしょう。 彼を批判していた上層部が謝罪し彼の生き方、存在を認めた時、仲間達が讃え認めた時凄くうれしかった。 日本人としては日本軍が敵となり悪者のように見せられた、鉄砲弾が当たる度に恐らくこれを観ている外国視聴者らのヨッシャと声が聞こえんばかりの演出は複雑で悲しかったですね。 どの国も自国を守ろうと必死。 今までどれだけの尊い命が無惨に消え去っていき悲しんだ人間がどれだけいるのだろう。 どんな国でも人種でも家族や大事な人たちが居ます。 本当に心の底から戦争なんてクソ喰らえだ。
- ech********
4.0点
始めの、若かりし日の田舎町でのシーンは西洋宗教臭強くてめんどくさいなあ。 沖縄行ってからの戦闘シーンは、「白兵戦を兵士視点でクローズアップ撮影」なのでリアリズム抜群、そこが評価高いのはよくわかりますが、ちょっとダラダラ、画面に変化なくて少し飽きます。 ところが、終盤に近付くとギブソン選手お得意のブレイブハート風「向かってくる戦士を真正面から荘厳な音楽に乗せてスローモーション」が登場、そのあたりからジワジワとメッセージが明確に伝わり非常に感銘を受けました。 日本兵の武士道精神もちょっとカッコよすぎるけど、好感持てます。
- js_********
5.0点
日本人とアメリカ人の戦争観は違う。日本人は敗者としての歴史であり、アメリカ人においては勝者としての歴史である。 日本では近代から現在までの歴史を向き合わないできた。 大局で見れば数倍の国力のあるアメリカに無駄な戦いを仕掛けて負けた。 緒戦でこそ奇襲攻撃であり、日本軍は無能であったように言われる。また、そのように習った。 沖縄上陸戦は日本にとっての地獄であり終戦間近の戦いであり、日本は無様にも抵抗し、無駄に市民の犠牲を増やしたとされる。 日本軍とは残忍で官僚的で日本人を貶めて、その代わり救いようのないバカ。これが日本人が持っている大方の認識だ。 そして、このハクソーリッジである。 ここには日本人の認識と違う戦いがあった。 明らかに米兵は日本軍を恐れた、畏敬の念があった。『あいつらは死を恐れない。6回戦って6回負けて最後は師団が壊滅した。』と。 あれ?なんか日本人が知っている歴史と違う。 現実の前田高地、嘉数の戦いを調べた。 日本軍10万に対してアメリカ軍は20万。制海権も制空権もアメリカにある。4日で陥落させるはずが、16日かかり、アメリカ兵が2万人を超える死者が出る大苦戦。数にも武装にも補給にも劣る日本軍はかなりの抵抗と善戦があったのだ。 そりゃ、国に上陸されたのだ。抵抗する。 これが事実だった。 戦争を美化することはこの映画でしていない。 ただ、思ったのはアメリカ人の映画の方が日本を対等な敵として扱っている。 地獄のような戦いだったのだと。 綺麗事ではなくお互いを殺しあって酷いものだった。 その中でも自分の信念を貫いて救護兵でありつづけた主人公。すごい話であり、そして全然良い話ではなかった。綺麗事ではなかった。 戦争はクソで地獄。大義名分なんてあったものではない。戦争そのものがクソ。 だが、そこで戦った兵士は共に讃えられるべきだと感じる。アメリカ人もこれだけ血を流したのだ。 日本人も国を守るために戦った。 残念ながら多数の民間人も巻き添えになっている。 あれだけの砲撃と火炎放射では…。主題が変わってしまうため、またはアメリカ人としては民間人攻撃は映画にできなかっただろう。 兵士同士の戦争に関してはそれがそれなりにキチンと描かれていたように感じる。 私はメル・ギブソンの『ブレイブハート』が好きだ。大好きだ。でもイングランド人が観るとちょっと胸糞かな、とも思う。 ただ、この『ハクソーリッジ』は日本人は悪役なのだが強い敵として描かれていた。そして、それは盛ったわけでもない。事実だ。 なぜだろう。『硫黄島の手紙』『ハクソーリッジ』、共に日本人よりも正しく日本人が描かれていないだろうか。 正直、そんなに感動する話ではなかったが、淡々と戦った兵士の方々、ご先祖さまのおかげで今があるのだ。そして戦争は繰り返してはならない。 そういう話である。
- lal********
5.0点
勇敢さには敬意を表するが、美談とは認め難い。 虚しさに押し潰されしまう。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
アカデミー賞第89回