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2017年6月24日公開

ハクソー・リッジ (2016)

HACKSAW RIDGE

監督
メル・ギブソン
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3.97 / 評価:36件

国際情勢とキリスト教の解釈に関する懸念

  • yan***** さん
  • 2017年3月12日 0時31分
  • 閲覧数 321
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

日本で言う、前田高地の戦闘をアメリカ側のある衛生兵の話。
http://www.okinawa-senshi.com/maeda-new.htm

良心的兵役拒否的に武器を携帯することを拒みながらも多くの負傷兵を助けた米陸軍衛生兵:デズモンド・T・ドス( Desmond Thomas Doss )の実話を基に描いた映画。

ただ、自分自身がプロテスタント福音派のクリスチャンの視点で見て、また昨今の国際情勢を見て一言で言うとものすごく「怖い」世の中になったと思う。

1)セブンスデー・アドベンチスト教会の教理背景「贖罪は調査審判中である」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%B9%E3%83%88%E6%95%99%E4%BC%9A#.E3.80.8C.E7.95.B0.E7.AB.AF.E3.80.8D.E3.81.A8.E3.81.99.E3.82.8B.E8.A6.8B.E8.A7.A3

日本では、セブンスデー・アドベンチスト教会は異端であるという声とそうでないという声があるようで、個人的には一番気になるのが「贖罪は調査審判中である」という教理だ。

以下に聖書の記述を引用する。

あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをもあらかじめ備えてくださったのです。(エペソ2:8〜10)

「救いは神の恵みなのか、審判中だから善行を積む必要があるのか?」

私自身の信仰は「救われる価値の無い、罪のある自分が救われたから、神に恥じることのない自分でありたい」ということが根本にあると思う。(行いがなくても良いわけではないが、よい行いは本当に自分の罪を認識し、それが赦されたと思うなら自然とそのよい行いが出るもの)
http://www.soshin.or.jp/ch_vm/worship161106.html

2)「沈黙」の映画におけるキリストの描き方と転んだ司祭

映画版沈黙では、原作と違うことがあった。「転んだ」宣教師が死ぬ間際に十字架をもっており、「転んだ」ものの、信仰を貫いたという形で描かれる。人の為に自分が棄教することを神は赦されるという論理だ。そして、転んだ人を赦すため、キリストが十字架にかかったという描き方だ。

しかし、日本のある牧師はこれに関して以下のように書いている。

何を言っているのか!と言いたい。自分の信仰を守ることこそが、イエスの教えに従うことなのです。イエスを主とすること、これが第一の命令です。それがあって初めて、兄弟たちを愛し、隣人を愛するのです。その反対ではない、神ありき、キリストありきの愛です。そして「救い」の意味が違う。フェレイラが使っている救いは、まさに祭司長らが、イエス様をあざけた救いと同じです。「お前が救い主なら、自分自身を救ってみろ!」イエス様はその救いを拒まれました、罪の赦しによる永遠の救いをもたらすために来られたのです。

http://www.logos-ministries.org/blog/?p=7852

デズモンド・T・ドスの行ったことは勲章に値する素晴らしい事だと思う。でも、もし国際紛争がおきてアメリカが戦争に絡む様になった時、とても怖いことに使われないか不安になった。

例えばアメリカなどのメガチャーチなどの牧師が、キリスト教を信じるもののベストプラクティスとして、「信仰に関わらず戦場に立つのは当然」という空気が作られたら本当に怖いと思う。自分はキリスト教徒だけど、国の為に、戦争だから人を殺す。でも神は自分の罪を赦してくれる。とか教会で語られたらそれはISと同じだと思う。

さらにSNSなどで「お国の為に」といって知り合いの誰かが軍服きて敬礼する写真がアップされたら、それは「いいね」しないといけない空気になるしピアプレッシャーが半端無いと思う。

3)「良心的兵役拒否」という権利

欧米では比較的認められるように最近はなっているものの、国によっては良心的兵役拒否を権利として認めない国がある。

そもそも大事なのは戦争が起きないようにすることであり、また身の回りのことや政治、国際関係、自国の政治に関して興味を持ちながらNoというべきときにNOということが求められていると改めて感じます。

そういえば、どうでもいいのですが「るろ剣」って、この系統なのですね。

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