2017年1月14日公開無料配信

静かなる叫び

POLYTECHNIQUE

772017年1月14日公開
静かなる叫び
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

1989年12月6日、カナダ。モントリオールの理工科大学に通うヴァレリーと友人のジャン=フランソワがいつものように学校で過ごしていると、ある男子学生がライフル銃を女子学生に向けて発砲する。構内は一瞬でパニック状態となり、最終的に14人もの命が奪われてしまう。重傷を負ったヴァレリーと、負傷した学生を救ったジャン=フランソワは心にも深い傷を負い……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(31件)

恐怖22.9%絶望的17.7%悲しい12.5%不気味11.5%パニック11.5%

  • shi********

    3.0

    一番怖いのは精神異常。

    人間の思考回路ほど不確実性なものはない…。 何故ならその意思決定がいつの時も自分自身に都合良く行えてしまうからだ。 つまりその時の自分の気分や感情によっても変わってしまうし、判断材料の量や質によっても変わってしまう…。 さらには自分の思い込みや趣味嗜好が反映され過ぎて自分勝手な判断がより自分自身の為になるように作り上げられる。 まあ良く言えばその思考は個性的だと言えるかもしれないが、悪く言えば我が儘な考え方だということになる。 その上で厄介な問題として考えられるのが、いろんな他の思考を理解、考慮した上で自己の個性的思考を認識していれば良いのだけれども、一部において他の思考を拒絶し排除しなければならないというほど、極端な思考回路を持ってしまう人が出てきてしまうことだ。 他の考え方、意見を聞かない…、自分が良ければそれでいい…、他は関係ない…。 こうなると、もう手の付けようがない。 人間の思考回路は自分に都合良く働くから、次から次へと自分以外の考え方、他者の排除に動いてしまう。 その究極が無差別殺人のような犯罪になってしまうのだろう。 自分自身に他者との繋がり、社会との繋がり、社会の一部としての存在認識があれば、他の思考を許容する余裕があるのだろうが、社会から隔離されていると認識してしまい、自身の存在認識が欠如してしまったとしたら、もう他の思考を許容する必然性が無くなってしまう…。 このような精神異常ほど止められないものはない。 まだ世の中の悪が「誰にも言うんじゃないぞ!」と言って悪事を働くことの方が対処しやすい。 単純に、誰にも言うな!=バレたら終わる…ということだから、全てを公にしてしまえばいいだけだ…。バレてしまっているのに、さらに犯罪を犯すのは本当の馬鹿しかいない。 しかし、もうどうなってもいい、死んでもいいと覚悟してしまった精神異常者はそうはいかない…。 これから先、どんどん個人主義が増えて、仮想世界での殺戮ゲーム、非人道的な映像の過多から、その現実感や罪の意識を伴わない思考回路を持つ人間が多くなるだろう。 この先、果たしてどんな未来が待っているというのだろうか? 自分には今の世の中からは、悲しいことに何故か明るい未来は想像出来ない…。

  • タイムスリップ1.21ジゴワット

    3.0

    小田急線事件とそっくり

    これも実話だし。 逆恨み男は世界中にいる。 世の中が嫌なら自分の始末だけで済ませばいいのにどうして弱者を巻き添えにする卑劣な行為に及ぶのだろうか。

  • まめた

    4.0

    強くあらねばならないのか

    何の疑問も抱かずに過ぎていくと思っていた日常が突然奪われる。 凶行を犯した者は、自分が奪われた側だと主張をして だから他の者の未来も奪っていいのだと行動する。 もちろん犯行に及ぶのが一番悪いのだ。 しかし被害者側になるのも加害者側に落ちるのも 誰も紙一重ではないだろうか。 恐怖の時間からあともその呪縛から逃げられはしない。 その後の選択も辛い現実を突きつけてくる。 それでも強くありたいと人は願って努力するのだろうか。 しなくてはならないのだろうか。 どうして?

  • hal********

    3.0

    こんな事件があったなんて

    モノクロで、淡々と事件の犯人と被害者達の心情を綴っています。 憎悪のエネルギーはとても恐ろしい。 死して尚、生きる者にまとわりつく。 「感想」は何を書いても不謹慎になりそうなので書けないや。

  • yrh********

    4.0

    女性憎悪による犯罪。現実と地続きな恐怖

    Amazon Primeで鑑賞。短尺ながらズシンと重い。モントリオール理工科大銃撃事件が題材で、美しいモノクロ画面が生々しさを軽減しているものの銃撃場面は非常に怖い。 犯人の男は仕事が見つからない怒りを社会進出する女性にぶつける。俺の人生はフェミニストどものせいで台無しだ、と。なぜ理工科大を狙ったのか。「男の領域に入り込んだ生意気な女ども」を成敗するためだ。実際の犯人は父親から女性蔑視思想を植え付けられ、しかもその父に虐待されて育ったという。 しかしこの犯人ほど極端でないにせよ、これに近い考えは決して珍しいものではないところが怖い。劇中、エンジニア志望の女子学生は面接でハラスメントを受ける。女性を歓迎しない世界。現代でも職業上の性差別は根深い。舞台の1989年なら尚更だ。 この映画が怖いのは、観客たちに決して人ごととは思わせないところだ。殺される女性たち、殺す犯人、そして女性たちを置いて逃げた自責の念に囚われる男子学生(現実にPTSDから自殺を図った学生もいたらしい)。多くの人が、いずれかの存在に引っかかりを感じるのではないかと思う。 犯人の男は母親宛の遺書を残す。女性憎悪に凝り固まった男が、ママに手紙を書くのだ。この男の女性憎悪は、女性に対する際限ない甘えの発露なのだと思う。そして彼は女性ばかりを殺し、犠牲者女性の側で自ら頭を撃ち抜く。まるで心中した男女のように犠牲者と犯人の血が混じり合うシーンは、女性側から見るとおぞましく腹立たしいことこの上ない。赤の他人を逆恨みで殺した上、死んでまで女に甘えるな!と。 しかし、この犯人の思考回路を「異常者」と切り捨てられないところが恐ろしい。どうしたら防げたのか、防ぎようがあったのか。この孤独な男は、どうすれば幸せな人生を送れたのか。 生存者のヴァレリーは志望通り航空業界のエンジニアとして活躍し、優しい恋人との間に子供も授かる。生まれる子供が男の子なら愛を教え、女の子なら世界に羽ばたけと教えます、と綴る彼女。生まれてくる子供の存在は、希望だ。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
静かなる叫び

原題
POLYTECHNIQUE

上映時間

製作国
カナダ

製作年度

公開日

ジャンル