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夜は短し歩けよ乙女 (2017)

THE NIGHT IS SHORT, WALK ON GIRL

監督
湯浅政明
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  • みたログ 2,332

3.33 / 評価:1881件

四畳半好きだったんだけどがっかり

  • vip***** さん
  • 2020年5月10日 17時35分
  • 閲覧数 2207
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

四畳半神話大系で物凄く感動したのでそのまま勢いで見たのですが冷や水を浴びせられた気分になりました。

まずキャラクターに魅力が無い。
先輩は本当にパッとしない大学生をパッとしない演出で映して何がしたいんだ。パッとしない設定だとしても、主役なのだから強いインパクトが無いと見終わった後、「こいつ結局何してたんだっけ」という感想しか残りません。
後輩は破天荒で天真爛漫、周囲から愛されるキャラにしたいという意図だけが突っ走って説得力に欠け、メアリー・スー的な感じの悪さがあります。

キャストの問題
「四畳半」の面白さの大きな要因の一つとして、浅沼晋太郎氏の軽快で感情が豊かな語り口があります。作風にもすごくマッチしていてすごくよかった。
では今作はどうかというと、人気声優と旬のタレントを起用しただけという感がぬぐえません。話題性が欲しかったのでしょうか?「大人の事情」を感じました。

構成の問題
二人の人物の視点から物語を展開させる、なんてのはよく見かける手法なのですが、なにか致命的に噛み合わない。常にニアミスをして「惜しい」という場面を演出したいという意図は分かるのですが、作中で展開される、サイドストーリーに完全に喰われていて本筋の存在感がありません。これは制作スタッフがただやりたいことを詰め込んだせいだと思います。構成全体を考えれば、オミットする部分や強調すべき部分がもっとあるのではないかと思いました。

演出の問題
独特で不思議な世界を作りたかったのは分かりますが、明らかにやり過ぎです。「四畳半」にもそう言う演出はありましたが、あくまで現実に準拠し、逸脱しすぎない範囲であったと思います。演出の端々から伝わってくる制作スタッフのドヤ感が鼻につくのもいただけません。

総括
悪い意味で両極端すぎる主役二名、過剰な演出に、商業主義的なキャスト、全体を見失っている構成。映画のちぐはぐ感はこのあたりから来ているのかなと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • 不思議
  • コミカル
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