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夜は短し歩けよ乙女 (2017)

THE NIGHT IS SHORT, WALK ON GIRL

監督
湯浅政明
  • みたいムービー 352
  • みたログ 2,331

3.33 / 評価:1881件

森見節がさく裂した作風は玄人好みか?

  • 53歳のごく潰し さん
  • 2020年6月14日 20時53分
  • 閲覧数 1098
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

2017年5月初見の際にレビューを書かなかったのは、「ここまで込み入った、ノンストップの作品に対してただただ畏敬の念が大きかった」ところがあったからと記憶している。
旧作祭りと化している現在の興行界にあって、「見直し」としてこの作品を上げたのだが、映像表現のおかげで古さを感じずに、むしろ新鮮に見られるから面白い。アルコールが塊的にのどを通る漫画的な描き方とか、体をくねらせる詭弁踊りとか。李白電車なんか完全にファンタジーの産物だ。こんな奇妙奇天烈、奇怪なネタがどうあれ映像化できたことがそもそも奇跡である。
酒/本/学園祭。学生なら一度は通るイベントの数々。そんな学生時代の象徴を蟒蛇(うわばみ)といってもいい全然酔わない女子大学生と、その彼女に一目ぼれした先輩との恋が成就するや否や、というところがわずか一夜の出来事として描かれている。
☆1が多いのもうなづける作風。後半の脳内葛藤シーンなどはただワチャワチャしただけだったし、脇役がそれほど効果的でなかった部分も評価に影響する。でも最終的に二人がお付き合いできるラストシーンはそれまでの喧騒が嘘のような締まりを見せてくれた。
星野源さんのマルチな才能がさく裂した吹替え、ミュージカルも難なくこなしやがったロバート秋山と言った拾いものが楽しめるのもこの作品の特徴だ。もちろん職業声優さんの頑張りが全体をうまくまとめているのは言うまでもない。森見登美彦ワールドは確かに癖が強いが、食わず嫌いはいかがか、と思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • ファンタジー
  • 不思議
  • コミカル
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