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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!
2017年7月15日公開

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!

982017年7月15日公開

やふ

1.0

ネタバレ初代層です。ただただ、悲しい

始めのピカチュウと仲良くなるくだりでは泣きました。再現度が高く、昔の記憶と重なったからです。本当に懐かしく、これは楽しめる予感!と期待に胸膨らませました。 でもそれもそこまで。 そこからは改悪のオンパレードかつ過去ストーリーの安売りという印象しか受けませんでした。特に不満に思った点を列挙します。 ・何故カスミとタケシを出さない。中途半端に似せたキャラを出して中途半端な伏線すら回収出来ないなら、はじめからやらなくて良かった。 ・ロケット団の扱いが雑過ぎ。ほとんど台詞も無く、ただ何度も飛んでくだけ。ポケモンが今日まで人気を集めてこられたのはあの愉快なロケット団のキャラクターもあってこそで…彼らは最早ポケモンアニメの歴史を語る上で欠かせない、戦友だ。だからこそ、その扱いがこのような懐古をテーマにした映画で雑なことに非常に腹がたった。 ・過去作の名シーンを再現するのはいいけど、一本の映画の中に詰め込み過ぎ。当時アニメを見ていた人の中には感動する人も居るだろう。でもここまで露骨にやられると、制作陣のほら泣け!という声が聞こえてくるようで逆に冷める。 ・あとジブリのオマージュ?(笑)も寒いから要らない。 ・サトシが敵に負けて落ち込むシーン。ここでのピカチュウを裏切る発言も許せない。過去作でサトシが「ピカチュウなんて居なくてもいい!」なんて言ってのけたことがあったか。初期の未熟なサトシを完全に再現していたならまだ違和感は無かったかもしれない。が、そこら辺の演出も中途半端なため違和感しか無い。主人公の一番の魅力すら否定して、、本当に制作陣はポケモンを分かっているのか?愛は無いのか? ・ヒトカゲを捨てた奴を今作の悪役にするのは百歩譲ってよしとしよう。でもね、この映画での脚本での彼は彼なりのポリシーを持ってポケモンを育ててる人にしか、どうしても見えない。伝承で言う羽を穢れさせる程の、果ては世界を滅ぼす程の悪役では無いよね、どう見ても。過去作の映画の悪役が本当に盛大に悪役していただけに、違和感が凄い。 ・ここ!ここが一番ヒドイ。ピカチュウが人語を喋って、ボールに入る(笑)シーン。最早呆れて乾いた笑いしか出なかった。演出的に死の瀬戸際、そしてサトシとピカチュウの熱い友情が幻聴となって聞こえたと解釈したらいいのかな。ただそれならせめて通常のピカ語と被せて聞かせるとかさぁ…もう少し考えて欲しかった(呆)これじゃあ、ただ唐突に名探偵コナンの光彦が現れたようにしか聞こえないよ。一気に現実に引き戻されたよ。20年間守り続けて来た設定を滅茶苦茶にして、本当にポケモンアニメへの冒涜だと思う。 ・そのあとの一度死んだサトシが蘇るシーン。本当に意味が分からない。そこだけ何度見ても解釈不明。何故ピカチュウが突然現れた光に飛び込んだらサトシが戻ってくるの?初代映画のミュウツーの逆襲の復活シーンも、確かに意味は分からなかった。でも何だろう、この違いは…。上手く理由が言い表せないけど、たぶんその他の構成が安っぽいせいなのかもしれない。 とりあえず思いつくままに挙げてみましたが、まだまだ語り尽くせない酷さなので、逆にネタとして見て楽しむのもありだと思います。初代層で今もそれなりにポケモン愛がある人は 絶対に期待しては、駄目だ。

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