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甲鉄城のカバネリ 海門決戦 (2019)

KABANERI OF THE IRON FORTRESS

監督
荒木哲郎
  • みたいムービー 80
  • みたログ 331

3.96 / 評価:279件

絶望の中の希望

  • zut***** さん
  • 2019年5月23日 10時48分
  • 閲覧数 778
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

結論から言うと、面白かったです。水曜の14時というド平日の昼間でしたが、客席も思いの外埋まっていましたね。

この作品は「絶望の中の希望」を描いた作品だと思っています。数的にも強さ的にも遥かに勝るカバネに対して、しかも敵の数がどんどん増えるという絶望的な状況下で、必死の戦いを余儀なくされている人間たち。そんな中でも、それぞれが使命感と希望を持って生きているというこの作品の根幹と世界観は、崩さずにしっかりと描けていました。

ストーリー的には何らひねりがなく、予想通りの展開でした。生駒を敵視したりカバネを甘く見ている人間はあっさりと死に、最終兵器とあてにしていた大砲はあっさりと暴発。敵ボスも予想通りに冒頭に登場した相手で、捕らえられた生駒は予想通りに敵襲の混乱で自由になります。

が、この作品に意外な展開など要らないのです。生駒が己の信念に従って一途に戦い、甲鉄城の面々がそれぞれの役割を果たし、無名が画面狭しと動き回って敵を圧倒する。こういった、いわば鉄板のお約束が迫力ある映像と音楽で再現されるからこそ、「絶望の中の希望」が際立つ。強いけどすぐにバテて、肝心なところではいつも生駒に助けてもらう無名の「甘さ」もお約束です。これは自宅のテレビよりも劇場の方が強く体感でき、わざわざ足を運んで良かったと実感しましたね。

ただ、エンディングのよさこいがちょっとね…。キャラが楽しそうに踊るっていうのがこの作品の世界観とかけ離れ過ぎていて、最後に強烈な違和感が残りました。無名ファンはセンターで踊っている姿を見て嬉しいでしょうし、商業的事情でキャラ人気も狙いたいのでしょうが、そういうのはゲームでやって欲しかったし、どうしても萌え要素を入れたいならラストのキスシーンで止めて欲しかった。この作品はそういう作品ではなかったはずです。

EGOISTのエンディング曲も個人的にはイマイチ。こういった和風の曲だと彼女の良さが生きない感じがしました。テレビシリーズの主題歌で良かったのに…。Aimerの曲の使いどころも変。というわけで、この部分で減点し、星四つとします。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 勇敢
  • 絶望的
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