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カフェ・ソサエティ
2017年5月5日公開

カフェ・ソサエティ

CAFE SOCIETY

962017年5月5日公開

rai********

4.0

ネタバレ甘酸っぱい余韻に浸って…

ウケたセリフ: 「人生は喜劇だな…サディスティックな脚本家が書いた喜劇だよ。僕は君に恋したのに、君は僕のおじさんと結婚することにしたから、僕のおばさんになっちゃったじゃないか!」 Life is a comedy.. written by a sadistic comedy writer, though. I was in love with you, and you decided to marry my uncle, which makes you my aunt! ニューヨークから叔父さんを頼って単身ハリウッドに出てきたうぶなユダヤ人青年が、事情を知らずに、上司である叔父さんの秘書=不倫相手に恋してしまった!映画業界人の表面的な生活に幻滅した彼は、秘書と駆け落ちしてニューヨークに行く計画を立てる。二人に求婚された秘書の女性は…「困った」とか言いながら、あっさりお金も地位もある叔父さんの方を選ぶ。 数年後、別々に幸せな家族を築いた2人はニューヨークの彼のお店で再会する。ニューヨークの街中でつかの間の逢瀬を楽しんで、2人は自分の生活に戻っていく。新年のカウントダウンで浮かれる人々に囲まれて、2人はニューヨークとハリウッドで、お互いに思いをはせるのだった。 この人と結婚していたらどうなっていただろう。それも試してみたかったな。今の自分はそれなりに幸せだけど…いや、どうかな。いま同じタイミングで、相手も自分のことを思ってくれているかもしれない。そんな甘酸っぱい余韻に浸って遠くを見つめる二人を包み込むように、スローなジャズ曲Manhattanで幕を閉じる。素晴らしいなー。 完璧な相手も、皆がハッピーな結婚も、なかなかない。だからたまには、昔の思い出に浸ってもいい。でもだからといって、今の現実に対して腐る必要なんかない。後ろ髪を引かれる思い、とまではいかなくても、たまに思い出す程度の切ない記憶が、これからの生活のスパイスになる。そういう経験があるからこそ、今の自分の相手に誠意を尽くせるし、深みのある人生を送れる。 一見全然違うけれど、ラ・ラ・ランドと意外と似通った主題。 ウディ・アレン作品だけに、もったいぶらずにテンポよく展開するが、ナレーションが多いのと、主人公の兄がギャングに入り浸って悪事を働くラインは、個人的に特に要らないかな。

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