ここから本文です

バーニング・オーシャン (2016)

DEEPWATER HORIZON

監督
ピーター・バーグ
  • みたいムービー 283
  • みたログ 1,864

3.52 / 評価:1381件

どうやって撮ったんだ!?すっごい迫力っっ

  • ハイダウェイ さん
  • 2017年4月23日 8時30分
  • 閲覧数 3081
  • 役立ち度 22
    • 総合評価
    • ★★★★★

久しぶりの災害系のパニック映画なんで楽しみにしていました♪
海の上に建つ石油掘削施設の大火災だ。
そう聞くとすぐに「海猿」を思い出した。石油プラントの火災事故のやつね。
あれのは日本だとピンとこない部分があったけど、アメリカだとすごく現実味がある。
というか、現実味どころか、これは2010年に実際にメキシコ湾沖で起きたまぎれもない実話なわけだ。

だから、実話を意識した演出がいろいろと見られる。
ちょっと再現Vみたいなね。

例えば、“ディープウォーター・ホライゾン”で働く技師の家族の描き方や、各技師の名前や部署、そして様々な専門用語などが細かく正確に表現されている。

それゆえに正直序盤は、右にも下にも字幕が出て、しかもそれが読み慣れない専門用語だったりするんで、ちょっとしんどかった。

前半の1時間は、大事故が起きるまでの予兆がじっくりと描かれている。
何度も言うように専門用語が多く、ましてや石油掘削なんて縁遠い業界のそれだから、起きている問題は正確には理解できない。

だけど、よく分からないが、ヤバイんじゃ?という空気感のようなものはすごく伝わってきた。
これは演出が上手いんだろうなぁ。

序盤のマイクが娘と仕事の仕組みをコーラで表現した何でもないシーンがある。単純だが、あのシーンはすごく効果的で、よく分からないが、ああなったら大惨事だというイメージを強く印象づけた。

そのイメージを頼りに、“ドリル監視班”で起きている緊張感もよく表現されていた。

そこで作業的な緊張感と共に感情的な緊張感も生み出したのがジョン・マルコヴィッチだ。
ああいう憎たらしいクセのある役をやらせたら上手いよなぁ。
本当に憎たらしいし、事故後に主任(カート・ラッセル)と目が合う時に見せる表情も実に巧みだ。とにかく酷い。

なんかヤバイ・・・でずっと焦らされて、1時間を過ぎたところでやっとスイッチが入る。
正直、ヤバイ・・・で引っ張ってきたのも巧かったんだけど、やっぱダルい感じもあったんだよね。
でも、スイッチが入るとまるで別の映画のような迫力だった!

泥の噴出もハンパなかったが、その後の爆発と火災は本当にすごい迫力だ。
一体、どうやって撮ってるんだ?全部CGなのか?
でも、あの掘削施設を実際に建設してロケしたって話も聞いたから、まさか本当に燃やしてる!?

石油掘削施設の火災の惨状を伝えるには十分な映像だったし、逆にあれだけの映像を見せられて、120名のうち11名しか死ななかったことに驚きすら感じた。
「海猿」のようなヒーローは登場しない。
主演のマーク・ウォールバーグですら、数名を助け、なんとか逃れるのに必死だっただけだ。

実際に起きた事故で、実際に亡くなった人も11名いる。
だから、エンドロールの演出も含めて、非常に気を遣い、哀悼を持っている。
だからこそ、もっと事故後のことが知りたいと思ったね。
そう、「ハドソン川の奇跡」の奇跡のような追求が観たかった。悪者がはっきりと見えてるだけにね。
そんな不完全燃焼はあるかなぁ。

ピーター・バーグ監督×マーク・ウォールバーグは、3年前の「ローン・サバイバー」以来のタッグなんだ。
なるほど、だからリアリティの表現が見事なわけだ。あれもスゴかった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 恐怖
  • 勇敢
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ