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怪物はささやく (2016)

A MONSTER CALLS

監督
J・A・バヨナ
  • みたいムービー 169
  • みたログ 981

3.56 / 評価:745件

ぜひ最後まで観てください。

  • miz***** さん
  • 2021年1月29日 19時56分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

☆3.7。

生死に関わる重病(恐らく末期癌)の母と二人暮らしの13歳のコナー。
生活はほぼ自分でこなし、学校ではイジメにあい、祖母とは反りが合わず、父には別の家族があり、母は徐々に弱っていく…。
救いのない日々の中、夜は悪夢にうなされていた。
ある日イチイの木の怪物がコナーの前に現れ、3つの物語を聞いたら4つ目はお前が話せと言う。
12:07に現れる怪物はいったい何なのか、何がしたいのか、何をさせたいのか。
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切ないテーマを描いていますね。
うん、良かったです。
ご家族が長く闘病なさった経験のある方は共感する方多いのでは。
大人でも大変なのに、少年なら尚更です。
母の病状の悪化の描写が、コナーの絶望を観客にも感じさせてくれます。

コナーの心、母の想いと愛、祖母の想い、どれもとても切ないです。
コナーが叫んで力尽き落ちるシーン、怪物の「スリーーープ」、コナーと祖母の車の中のシーン、終盤に母が左側へ送る視線は名シーンですね。

12:07という時間も、物語のアニメの絵柄も、意味があった事が後で判ります。
そして、怪物の正体はおそらくあの人。
二度ほど匂わせがありますが、気づかない方も多そうなので、終盤のはもう少しはっきりさせても良かったのではと思います。

人は清いだけではなく、みんな汚さも持っている。
悪玉か善玉か、良い事か悪い事かなど、たくさん相反する事柄が出てきます。
表されているのは、矛盾です。
そして哲学的でもあります。
終盤、怪物の言う物語の結末はとても好きな言い回しです。

ただちょっと解りづらいのがもったいない。
画像が暗すぎでちょっとテンポがゆっくりでちょっと単調で静かめなのも惜しいです。

でも最後まで見ればいろいろ判って、とてもいいラストだと思います。
辛いけれど、ハッピーエンドと言えるでしょう。
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コナー役のルイス・マクドゥーガル君がとても良かったです。
切ない目が心に残ります。

ママ役のフェリシティ・ジョーンズもいい味でしたね。
「博士と彼女のセオリー」も「ローグ・ワン」も良かったです。

シガニーウィーバーもとても良かったです、特にコナーがしでかした事に堪えるシーン。
いい歳の重ね方をしてますね~。

そして、怪物の声のリーアムニーソンがすっごくいいです。
いやー流石ですね。

校長先生はジェラルディン・チャップリン!
チャップリンの娘さんです。
この時71歳、おシワが凄い!∑(゜∀゜)

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私事ですが、母が亡くなった時の事を思い出しました。
母の体から命が抜けていくように感じ、一生懸命手で手繰り寄せようとしたのを覚えています。
無駄なのはわかっているのに。

人生であの時ほど無力さを感じた事はありません。

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ここからネタバレするので未見の方はご注意を~。












コナーの罪悪感という傷みが切なかったです。
誰かに罰して欲しかったという苦しみも。

そして写真で判る、おじいちゃん!
リーアムニーソンとシガニーウィーバーが夫婦という事に、勝手に胸アツになってました(笑)
一緒のシーンがちょっとでいいから見たかった(笑)
映画的には必要ないんだけどね(^^;


すごい長文になってしまったΣ(゚д゚lll)
最後まで読んでいただいてありがとうございましたー。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ファンタジー
  • 不思議
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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