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エクストーション 家族の値段

fg9********

3.0

ネタバレ「家族の値段」とは、自分の命以上だよな

 …あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄で、レビュー数も未だ10件のみだ。  あんまり人目に付かない作品なんだな。  カリブ海のリゾートにやって来たケビン(アイオン・ベイリー)と妻ジュリーと幼い息子アンディの家族は、モーターボートを借りて沖合の島へと上陸する。  その島で有意義なひと時を過ごしたケビン一家は、いざ帰ろうとしたものの、モーターボートのエンジンが故障して一向に動いてくれないのだった。  携帯電話の電波も届かず、水もない無人島で途方に暮れる一家だったが、やがて、アンディが脱水症状を起こし始めるなど命の危機が迫り来るのだった。  そんな中、奇跡的に一隻の漁船が通り掛かるのだった。  しかし、その漁船のミゲル(バーカッド・アブディ)という野郎はとんでもない悪党で、救助と引き替えに100万ドルもの大金を要求するのだった。  それでも良しとしたケビンだったが、ミゲルは、先ずはケビンから金を受け取った後でジュリーとアンディを救出すると言い張るので、妻と息子を無人島に置き去りにするのは気が咎めたが、ここは言うとおりにするしかないのだった。  ここのところ、文字制限をオーバーばかりしているので、以下、箇条書きにする。  かき集めた金は19万ドルだったが、ミゲルは渋々承諾する。  別々の船で妻と息子のいる無人島へ向かう。  ミゲルはずる賢い奴だったな。  沖合に出ると、ミゲルはケビンの船に移り、ケビンを船室に閉じ込めて、銛で船底に穴を開けて沈没させる。  あわやケビンは溺死かと思われたが、間一髪のところで通り掛かった船に救われる。  地元警察の取り調べを受け、事情を説明しても島は無数にあるので、特定するのは困難を極める。  更には、妻に保険金を掛けての狂言とも怪しまれる。  地図を調べるも皆目見当が付かない。  ケビンは独自で捜査を開始する。  ミゲルの腕に生々しい傷があったことを想い出す。  病院を当たり、女医は守秘義務を振りかざすが、ケビンの必死さに負け、粋な計らいをする。  ミゲルの住所が判明し、彼の家でミゲルと出くわす。  ケビンはミゲルの娘を盾にして無人島の場所を聞こうとするが、水中銃が暴発し、ミゲルの娘の腹を貫通し、ケビンの腹をも刺す。  ケビンとミゲルは格闘し、ケビンがミゲルの首を刺して殺してしまう。  妻と息子の行方は途絶えてしまうのか?  気付けば、ケビンは病院のベッドに手錠で縛り付けられている。  ケビンは2人を殺した犯人にされる。  大使館の担当官も最早ケビンを庇い切れない。  でも、ケビンはこんなところでモタモタしてはいられない。  妻と息子の命は風前の灯だ。  ケビンは警察官の隙を突いて脱走に成功する。  段々書くのが飽きてきたので、結論へと急ごう。  紆余曲折の末、乗ったバスの車窓から、ミゲルの船に同船していた男を見付ける。  バスを降りて、その男を捉えようとすると、その男はドッカ~ン!とトラックに撥ねられてオッチンでしまう。  いや、辛うじて死は免れていたので、此奴から無人島の場所を聞き出す。  高速艇を奪って無人島へと突き進む。  沿岸警備隊に追われるも、振り切って無人島へ到着する。  妻子は衰弱していたが命に別状なさそうだったので、先ずは息子を高速艇に運び……その間、ケビンの腹からの出血は著しく、妻を運ぼうとしたところで力尽きる。  その時、ケビンを追ってきたヘリコプターが到着して、ジ・エンドになるのだった。  序盤の展開から、漂流サバイバルものかと思ったら全然違っていた。  原題の『EXTORTION』の意味が分からなかったので、調べてみたら「強請り」で、その強請った野郎のミゲルをどこかで観たことがあると思ったら、トム・ハンクスの『キャプテン・フィリップス』で海賊役を演じたバーカッド・アブディで、骸骨の如く痩せ細っていて、こんな凶悪な面相で強請られたらビビり捲ってしまうわな~。  で、中盤以降の展開もどんどんイイ方向へと裏切られていき、ケビンの運の無さと、それでも必死になって家族を救おうとする行動にハラハラドキドキものだったな。  一つの物事が解決に向かうと、また新たな展開が待ち受けているので、終始緊張感をもって見続けることが出来た。  邦題のサブタイトルに「家族の値段」とあるが、ケビンにとっての「家族の値段」とは、自分の命以上だったなと思わせる父ちゃんの奮闘ぶりだった。  十分に愉しめた作品だったが、ラストは、ケビンの罪状とか家族のその後の様子にも多少は触れて欲しかったので、3.4点といったところかな。  (メモ 総レビュー数:2882件、2018年度:67作品目)

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