今世紀1面白い映画
- メル さん
- 2019年9月28日 7時14分
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- 総合評価
良かった。4人とも相変わらずクズで安心した。昔の金ぱくった仲間に偶然クラブのトイレで出くわして逃げるためと捕まえるために全力疾走するおっさん二人が夜のスコットランドの街をかけていく。
おいおい、いい歳して何してんだよ。馬鹿みたいなことばっかやりやがって。
思わずそう言いたくなる。でも奴らの全力のアホさが愛おしいんだよね。
全力で生きてる姿に魅かれるというか、お上品なヒーロー物語、幸せなハッピーエンディングで終わらない。そんな偽善的な映画はくそ食らえだとリアルな終わり方を見せてくれた。4人のジャンキーはジャンキーで終わる。
本当にえもい。
この小説を書いたのはスパッドというオチ。
そして前作で仲間を出し抜いて金を盗んだマーク・レントンは今度はベロニカに出し抜かれて10万ポンドを盗まれる。最高のオチ。
フランクは親からの負の連鎖を断ち切れなかった。軽蔑してた父親と同じようになってしまったがせめて息子は真面目に働いて父親とは違う人生を歩んでほしい。フランクは教育もろくに受けてなくて父親は酒飲みでジャンキーになるしかなかった。そう考えると可哀相でもある。
でも誰かが「親がクズなのは親のせい。自分も親のようになるか、負の連鎖を断ち切るかは自分の責任」って言ってたよ。
最高にファッキンクレイジーな映画でした。音楽、ファッション、カメラアングル、ロケ地のスコットランド、年取った4人のジャンキー、フランクのスコットランド訛り、全部詰まってる良い映画でした。
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